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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

宅麻伸・賀来千香子 近頃の現象[八百五十九] 

宅麻伸賀来千香子が離婚 
19年目「いつしか擦れ違い」

 
 俳優の宅麻伸(55)と女優の賀来千香子(50)が10日、離婚した。2人の代理人がこの日、都内の区役所へ離婚届を提出した。94年1月に結婚し、18年間にわたり仲むつまじいおしどり夫婦として知られていた2人。「いつしか擦れ違い」が生じたという。話し合いを始めたのは先月下旬のこと。お互いすぐに合意し、わずか2週間で離婚に至った。(スポニチアネックス)
 
【雑感】離婚したのなら、プラチナ夫婦アワードを返還しなければならんな。何年たっても色褪せない夫婦に贈られる賞なのだから、褪色して消えてしまった以上は持っていてはいけない。賞の主催者にとっても、受賞者に離婚カップルが出ると縁起が悪い。
 私は妻帯してまだ10年だ。これから何が起こるか判らない。だから「事務的な問題」のみの指摘に留める。

 宅麻伸賀来千香子夫妻が何故離婚したのか? 18年も連れ添ったのに離婚という結論になったのは何か根深い問題があるのではないかと見てしまう方も多いだろうが、存外他愛ない出来事がきっかけだったりもする。人間関係は時として訳わからん。
 初対面の時はお互いが「嫌な奴」と思っていたのに結婚したカップルを知っている。大恋愛の末に結婚し周りもお似合いのカップルと思っていたのに離婚してしまった友人夫妻もいる。本人たち自身でさえ、特に何か明白な問題を自覚していた訳ではない。
 昔であれば暴力とか経済苦とかあからさまな問題でもない限りは、いやそんな問題があっても離婚にはなかなか至らなかったものだ。ところが今の離婚で表に出てくる原因は「性格の不一致」とか「すれ違い」という一見すると取るに足らない理由ばかりが並ぶ。
 諸兄たちはあーだこーだと人生訓を並べるが、どれも一面は正しいけれども100%正確という訳ではない。万能薬は無いということだ。
  
 
 私たちの場合は、最初からすれ違いは多かった。なにしろ私は夜勤をやっていたので、下手をすれば数日間顔を合わせない時もあった。また結婚当初の私は市民運動をやっていたから休日は外出する事が多く、普通の新婚家庭のように夫婦水入らずベッタリとはいかなかった。

 私たちの仲を取り持ってくれたのは連れ合いの従姉なのだが、彼女はエコロジストで政治活動を熱心にやっていた。連れ合いと知り合ったのも従姉の選対事務所、連れ合いからみれば私は従姉の仲間なので、同じようにエコロジストで平和主義者の護憲派と思ったらしい。
 ところが私の家に行くと、いかがわしい本やビデオが山のようにあり、そのとき付き合いを止めようかと思ったそうである。けっしていかがわしいモノばかりではなく、マルクスやレーニンや広瀬隆などのハードカバー(これも保守から見ればいかがわしい本なのだが)も沢山あったのだが、彼女にはビキニ写真集やアダルトビデオばかりが目に付いた。
 私としては正直に情報公開をしたつもりだった。別の記事にも書いたが、よくお寺の坊さんや大学の先生など硬いイメージで見られるので、早期にそのギャップを埋めたかった。

 このように、結婚前後から連れ合いとの趣味や価値観の違いは明白だった。私はよく映画を観るが、連れ合いは殆ど観ない。観てもジブリやハートフル系に限られ、私のようにポルノやホラーやSFや戦争モノは嫌悪して観ない。
 食べ物の趣向も違う。私は香辛料を効かせたものが好きだが、連れ合いは苦手だ。私が晩御飯を作ると「辛い!」とぼやく。私はビールが好きだが、連れ合いはアルコールを摂取する習慣も無ければ体質でもない。だから酒飲みの気持ちが理解できない。
 夫婦の会話も、私自身は自覚はないが、もっぱら私が延々講釈たれているのを連れ合いは聞く振りをするだけが多い。テレビで耳寄り情報が流れると、連れ合いは「ちょっと黙って!」「しゃべらんといて!」と制止する。そもそも連れ合いに書いた最初の手紙も長文で漢字ぎっしりの外観だったようで(私はそんな意識は無かったが)、一言「一緒に映画みにいかへん」と言えばいいのに変な人と思ったそうだ。
 因みに連れ合いは上沼恵美子氏の夫へのボヤキに至極共感するそうだ。上沼氏の夫も講釈を延々垂る癖があるそうである。

 このように、趣向や価値観が合っていない2人がどうして結婚したのだろうか? 私たちの共通点はあるにはある。今日できることは明日やろう、というズボラな性格だ。呑気でノンビリ屋であること。将来は田舎で住みたいこと。煙草は嗜まないこと。こんな事ぐらいか。
 連れ合いの女性の身内は私との結婚に賛成で結婚せざるを得ない環境づくりをしていたようだ。私の身内も30の半ばになっても飄々としている私に痺れを切らして引導を渡したがっていた。そして連れ合い自身も婚期を逃したくないと焦っていたようで、私もいつの間にかその環境に感化されて結婚を前提にするようになってしまった。
 
 実は私たちに夫婦にはプロポーズの言葉は無い。強いて言えば、連れ合いが「うちのお父さんに結婚の事いつ話してくれるん?」と言われたのがプロポーズか。
 連れ合いを見てると「いいお母さんになってくれそうだな」と思っていたので、ごく自然に「結婚の事を言わねばならん」と思ってしまった。えっ?いつの間にそんな話に?とは思わなかった。結婚に向かう歯車がピタリと合っていたのだろう。

 あれから10年、波乱万丈などと大袈裟にいうつもりはないが、平穏無事に夫婦生活が続いた訳ではなかった。それでも変わらず平穏そうに続けられたのは、良い意味でのいい加減さだろうか。お互いに完璧は求めない、100点中40点くらいでOK、相手の趣味には立ち入らない。(連れ合いはしばしば私の趣味を批難するが実力行使は今のところ避けている)それと親戚縁者の支えが重要だ。
 もし、大都会の片隅で知り合って2人だけの結婚式で所帯を持っていたら、たぶん別れたと思う。

 さて、来月には子供が生まれる。この節目以降から夫婦間の環境が変わるから、どうなるか?
 

 
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[ 2012/02/11 12:19 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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