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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

名刺という小道具(肩書きとは何ぞや) 晴雨堂の晴耕雨読な日常[百十八] 

肩書きとは、
当人に任された権限と責任を表す物であって、
威張るためのものではない!

 
【雑感】現在の仕事は製造業の一現場作業員なので基本的には工作機械を操って製品を見つめる毎日であり、取引先の方々や顧客と会う機会は殆ど無い。ある意味で気楽な仕事なので名刺は必要としない。しかしながらブログの名刺は作成している。たまに当映画処方箋ブログの宣伝やブログ仲間と会う機会があるので、必要になるのだ。

 二十歳代の頃、私は権威や肩書きにこだわらない気風を美徳としていた。それは現在も変わっていない。それどころか権威に否定的傾向をますます強めてきている。変わったのは、肩書きは「道具」として存在意義がある事に気づき、「道具」としての信用と信頼が「権威」になっている事に気づいた点である。そもそも70年代頃から一部革新系に権威否定の風潮が出たのは権威のもつ信用と信頼が揺らいだからであって、権威が悪いのではない。原因と結果を私は混同していた事を悟った。

 よく保守右翼はいかめしい肩書きを好む。字数の多い漢字が並んだ団体名の「会長」を名乗っているので、羽織袴が似合う口ひげを生やした古武士の風格の老人と思いきや、私よりも遙かに歳下の若造だったりする。逆に近頃の左翼は肩書きをぼかす。英語名かひらがなの軽くて柔かい団体名の「代表」とか「連絡役」という具合にだ。「代表」はまだいいが「連絡役」となると責任は誰がとるのか判らない。「責任者」という肩書きを用いるところもあるが、これとて何の責任を負うのか実は不明瞭だ。
 いかめしい団体の会長でも実績が乏しかったら拍子抜けするし、何をやるのかよく判らない団体のイマイチ判らないポジションも不安である。

 つまり、肩書きというのは、けっして威張るためのものではない。その当人に任された、あるいは手掛けている権限と責任を表すものである。何故かその当たり前のことを理解しようとしない人があまりに多すぎる。
 当人が歳若くて頼りなさそうでも実績があれば信頼できる。仮に実績が判らなくても、実績のある団体が当人に担当を認めたのであらばある程度は信用できる。何かあったときも、責任の所在が判りやすい。そういった信用と信頼と責任が担保された状態が権威である。

 ところが肩書きが無いと権限も責任も不明瞭となる。特に何かトラブルがあった場合、どこまで責任があるのか判らなければ、ビジネスの世界では致命的であり、混乱と紛争の元である。実際に私はトラブルを目の前にしたことが何度かあった。
 逆に実績も実体も無いのに肩書きを掲げられても単なる虚しいええカッコしているだけで、責任が取れなかった事態となれば肩書きの信用は大暴落である。不渡りと同じだ。
 だから成人した大人の社会人として生きていくのであれば、肩書きは決して恥ずかしいことでもなければカッコつけるためのものでもない。自分が何を背負っているのかを示すのは仕事の基本ルールである。
 

 自己紹介の時に自分がなにを手掛けているかを説明する小道具としてよく使うのが名刺だ。
 私が学校を出て最初に勤めた仕事が鍍金工場の現場作業だったので名刺は必要なかった。が、早くから名刺は自分で作るようになっていた。
 というのも、市民運動に参加するようになって人と会うことが非常に多くなったからである。多忙な営業マン並みの渉外活動だったように思う。合うたびに連絡先を教えあうのだが、相手は名刺を一枚渡すだけで済ませるのに対し、私はメモ用紙をちぎってイチイチ名前・住所・電話番号を書かなければならないので非常に面倒だった。相手が1人ならそれでも良いが、複数名になると時間と労力が大変である。しかも慌しい運動の最中では鬱陶しくもある。
 そこで止むを得ず数千円ほど支払って町の印刷はんこ屋に一番シンプルな名刺を印刷してもらったのが最初である。PCを使うようになってからは、自分で名刺を作成するようになった。自分で行うとレイアウトも自由にできるし、顔写真かイラストなどを印刷すれば顔も覚えてもらえる。裏面にはどんな活動をしているのかを簡潔に宣伝する文を印刷する。一種の運動のチラシとしても機能させる。

 今は映画ブロガーとしての名刺をつくっているだけだ。

晴雨堂関連作品案内
アメリカン・サイコ ―デジタル・レストア・バージョン― [Blu-ray] メアリー・ハロン監督 2000年
 主演のクリスチャン・ベイルの怪演ひかる猟奇殺人モノ映画。アメリカのエリートたちの虚しさがテーマか。
 アメリカ財界の若きエリートである主人公が気に入らん奴を殺しまくるのだが、そんな残酷描写よりも印象的と評判なのが「名刺バトル」である。エリートたちが名刺交換するのは単に挨拶ではなく、誰の名刺がデザインや紙質で優れているかを競う。
 私にしてみれば、「はぁ?」だ。本文前述の通り、いちいちメモ用紙ちぎって名前と連絡先を書くのが面倒で手間がかかるために名刺を使うようになっただけの事である。
  

 
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