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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「平清盛」(3) TVドラマ評[四十九] 

低迷続く「平清盛」 
“大河史上最低”の危機 NHK

 
 1月に始まったNHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率低迷が続いている。開始早々、清盛ゆかりの兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚い」と批判したのがケチのつき始め。このままでは“大河史上最低”の危機も迫っており、NHKではてこ入れに躍起だが、外野からは「躍起なのは“犯人捜し”なのでは」と心配する声も聞こえてくる。(産経新聞)
 
【雑感】NHKと番組プロデューサーに言いたいのはただ1つ、「画面が汚い」だの「視聴率が低迷」だの、くだらん雑音に惑わされず初心貫徹すべし!
  
 民放ならスポンサーの意向に左右されて視聴率が低迷すれば番組打ち切りは止むを得ない。スポンサーは自社の宣伝のために番組へ出資している訳だから。
 しかしNHKは国民の受信料で支えられているとはいえ、国民はスポンサーではない。NHKの存在は電波法という国家の法権力によって護られ、受信料は半ば強制的であり税金のようなものだから、市場経済に影響されず利害関係に中立な番組作りができる利点があるではないか。端的に言えば、視聴率を気にせず番組制作にこだわりを持つことができる。
 かつて昭和天皇が崩御されたとき、民放各社はこぞって一日中追悼番組一色となったがNHK教育だけは定常どおりの放送、これは民放にはできない。

 一介の地方首長の輩がケチつけようが、マスコミ各社が鬼の首を獲ったかのように「低視聴率」と囃し立てようが、うろたえないのがNHKの良さ、「平清盛」をテコ入れと称して万人向けにしてしまったら民放と同じ、これでは何のためのNHK大河ドラマなのか? 
 

 それから視聴率低迷の理由にマスコミ各社は「リアル平安時代」を指摘しているが、私は大きな的外れだと思っている。我が郷里の英雄を主人公にした「龍馬伝」は最初こそ視聴率はイマイチ伸びなかったが、物語が佳境になるにつれて大きく盛り上がり高知県への経済効果は計り知れないものになった。あの作品もリアル幕末を表現していた。画面やメイクの汚さに文句を言う無知な某首長の指摘は頓珍漢だ。
 また、リアルメイクが駄目というのなら、要潤氏が主演している「タイムスクープハンター」がシリーズ続行するはずが無いではないか。「平清盛」の需要は掘り起こせば幾らでもある。

 何が問題なのかを強いていえば、物語の法則に照らし合わせれば判る。既に前の記事で言及したが、今のところ「平清盛」には主役よりも魅力的な脇役が多過ぎるのだ。松田翔太氏の後白河帝や山本耕史氏の悪左府藤原頼長、それ以外にもアクの強いキャラが盛り沢山で、対して清盛は真人間すぎるのだ。実父が白河院という設定で主役を特殊化しているが活かされていない。
 物語冒頭で源頼朝が清盛に先達者への畏敬を抱く場面があるが、現在放送されている限りの清盛にそんな魅力は出ていないので、今後の後白河帝との対立で如何に魅せていくかにかかっているだろう。
 

 
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