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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「ザ・グラディエーター 復讐のコロシアム」 萌えたい時に〔6〕 

ザ・グラディエーター 復讐のコロシアム」 
お色気チャンバラBC級ローマ史劇。

 

 
【原題】AMAZONS AND GLADIATORS
【公開年】2000年  【制作国】亜米利加  【時間】93分  
【監督】ザカリー・ワイントローブ
【音楽】
【脚本】ザカリー・ワイントローブ
【言語】イングランド語
【出演】パトリック・バーギン(-)  ジェニファー・ルービン(-)  リチャード・ノートン(-)  ウェンディ・ウインバーン(-)  ニコール・M・ヒルズ(-) 
  
【成分】ファンタジー 勇敢 セクシー かっこいい チャンバラ ローマ史劇
  
【特徴】ローマ史劇のチャンバラアクション。史実は無視して時系列を無茶苦茶にしているので、硬いことは考えず美女たちのチャンバラを楽しむべし。
 
【効能】孤独な部屋にお色気バックグランド映像として使用すれば華やかな気分になる。
 
【副作用】時間の浪費感を味わい喪失感に悩まされる。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。  
「II」よりはマシか・・。

 明らかに、リドリー・スコット監督「グラディエーター」に便乗したお色気アクションのB級ローマ史劇である。「ザ・グラディエーター 復讐のコロシアム」と「ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲」の2作が日本のレンタル屋で手に入るが、同じようなデザインのパッケージにシリーズ作品であるかのような邦題、しかし1作目の原題は「アマゾンとグラディエーター」であり、2作目は「アリーナ」である。
 なんとなく直感で2作目を先に見たがヒドイできだったので1作目は見ないつもりだったが、友人から1作目のほうがマシだと聞いたので観てみた。
 
 この2作の関連性は知らないが、少なくとも同種のB級映画ではあるが内容は些か異なっている。双方ともローマ帝国辺境属州の森林が舞台となっているが、1作目のほうがセットにやや銭を投じているようでローマ風の建物が登場する。2作目はそのまま中世のロビン・フッド物に使い回しできるセットだ。構成や演出は決して良くは無いが、一応「奴隷と女性の解放」という解りやすい普遍的テーマが提示された「物語」らしい体はなしている。
 なにより、2作目ではペントハウスのモデルあがりが主役を務めていたが、1作目では映画俳優としてのキャリアがある人たちが出演している。(余談1)おそらく俳優へ支払われるギャラもこの1作目のほうが多いのではないかと思う。俳優としての演技も殺陣も2作目よりはマシな内容だった。(余談2)
 この映画を観ていると、むかしブリジット・ニールセン氏とシュワルツェネッガー氏が共演した「レッドソニア」はまだ佳作だったんだなと思う。
 
 最後に一応いっておくと、シーザー・スパルタクス・ポエニ戦争・ゼノビア女王・バンダル族など実在の人物や史実の事件が引用されているが、時系列は無茶苦茶である。
 ポエニ戦争はシーザーが生まれる百年以上昔の話だし、スパルタクス蜂起のときシーザーはまだ若造で、月桂冠をかぶって玉座につく地位ではない。また属州総督という地位は、帝政期では執政官経験者が就く名誉ある地位だ。蛮族と相対する辺境属州は皇帝が配下の軍人で能力があり元老院議員の議席を持つ者を選別して総督に据える。この場合、治安が不安定であるうえバンダル族などのゲルマン民族との紛争を抱えているため、剣闘士でうつつを抜かす暇は無い。極めて激務である。
 ゼノビアは確かに女王だが、アマゾンの女王ではなく、3世紀の中東のローマ属州を実質支配してローマからの分離独立を図りクレオパトラのような存在になりたがっていた人物である。
 
(余談1)どう観ても主人公役のニコール・ヒルズ氏が準主役の位置に名が記され、悪徳総督役のパトリック・バーギン氏の名が主演筆頭の位置に記されている。たしかに、P・バーギン氏はメジャー大作・文藝作からB級ホラーまで出演するベテランの脇役で、ニコール・ヒルズ氏は日本で見れる出演作は少なくB級ホラーの脇役ばかりだ。
 
(余談2)あくまで観れる内容であって迫力は感じられない。この手の作品は殺陣が大きな見せ場なので、もう少し力を入れても良かったのではないか。
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆ 可
 
晴雨堂マニアック評価
☆ 駄作

 
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突っ込みどころを楽しもう 8 「ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲」
 

 
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