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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

女子フィギュア表彰台日本独占によぎる懸念 フィギュアスケート[八十] 

【フィギュア】真央に聞く「3回転半いまは30%」
 
 ◆フィギュアスケート 四大陸選手権最終日(10日・大阪市中央体育館) 女子フリーを行い、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(22)=中京大=は、今季世界最高の合計205・45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転ジャンプは回転不足ながら、銀メダルを獲得した10年バンクーバー五輪以来の200点超えで、自身初の5連勝とした。鈴木明子(27)=邦和スポーツランド=は2位、村上佳菜子(18)=中京大中京高=は3位と、日本女子が10年ぶりに表彰台を独占した。(スポーツ報知)
 
【雑感】地元大阪市中央体育館で行われた四大陸選手権、生で見に行きたかった。
 
 このところ復調してきた真央ちゃん、今大会は全くハラハラする事無く中継を見れた。長い数年に及ぶ低迷期でジャンプができない「ジャンプの真央ちゃん」はもがいていたが、その間に表現力やステップなどを磨いてきた。ジャンプが本調子でなくても他の演技で点数をカバーできるようになった現在の真央ちゃんに深刻な問題は無い。
 これにトリプルアクセルが完全復活すれば、妍兒ちゃんを除く他の選手は敵ではない。今大会で久々の200点越えは「ジャンプの真央ちゃん」復活の名刺代わりだ。長期ブランクをものともせず地元韓国の大会ではあるがあっさり200点越えをやってのけた金妍兒選手とどんな闘いになるか楽しみである。
 

 さて、鈴木明子選手と村上佳菜子選手も優勝してもおかしくない高得点で表彰台にのぼり、日本の主力三選手が表彰台を独占した。マスコミは一様に喜びムードだが、私は逆に懸念する。日本選手が独占というのが些か目立ちすぎて気に入らないのだ。
 理想をいえば、三つの表彰台のうち一番高い所は真央ちゃんが立ち、鈴木選手や村上選手には悪いが他の2つは他国のアジア系選手に立ってもらいたい気持ちである。あるいは1位と3位は日本がもらい、2位は他国のアジア系選手が立つ。
 
 なぜこんな捻くれた事をいうのかといえば、国際スポーツの業界に詳しい方ならお判りのように、日本一国が独占すれば必ず欧米諸国は「公平性」を理由にルール改訂を仕掛けるのである。水泳・体操・柔道・ジャンプスキーなど、日本が首位をとると必ず「特定の民族に有利なルールはけしからん」「選手に危険なルール」ということになってルールが改訂される。私には欧米人に有利なルールに改悪されたように見えてしまう。
 国際スポーツを牛耳っているのはいうまでもなく欧米列強だ。とりわけ冬季オリンピック種目は緯度の高いヨーロッパで発展した国技的競技ばかりである。国際スポーツではないが大相撲の横綱大関が外国人で占められて快く思っていない日本人は少なくない。国際スポーツとなった柔道があれこれ国際ルールが変えられて日本武道から乖離していく様を憤然と見ている日本人は少なくない。それと同様の感情でフィギュアを見ている欧米人がいても不思議ではなかろう。
 
 だが、特定の国や民族の躍進を嫌悪する欧米スポーツ業界だが、「特定の人種」が占有する事には内心はどうあれ承服している。陸上競技は完全にアフリカ系の選手が占めているが、これに欧州のスポーツ業界が反発している様子は表面上無い。アフリカ系が支配するなんてけしからん、という話は聞いたことが無い。
 仮に欧州のスポーツ業界がアフリカ系締め出しのルール改悪を謀ろうとしたら、アフリカ系アメリカ人を抱える超大国アメリカが同意しない。当然のことだ。またアメリカ一国が陸上競技を牛耳っているわけではなく、ジャマイカやカナダなどのアフリカ系選手も活躍しているわけだから「特定」にはあたらない。

 つまり日本一国が表彰台を独占するのではなく、そこに中国系カナダ人のパトリック・チャン選手や日系アメリカ人長洲未来選手、あるいは韓国の金妍兒選手や中国の李子君選手がいれば良いのだ。陸上競技がアフリカ系で占められるのと同じように、フィギュアスケートが東アジア系で占められる時代がくる。ヨーロッパ人だけが独占するスポーツの時代が終わる。私はそうなってほしい。


 ところで四大陸選手権の中継を見て思ったのだが、「ジジュン・リー」という字幕を見て、あれ?こんな選手いたのかな?誰だろう?と思っていたら李子君選手のことではないか! 漢字の本場中国の選手をカタカナ欧米式表記で名前を紹介するとはけったいな事だ。ならば日本選手もカタカナで「マオ・アサダ」と書け。金妍兒も「ヨナ・キム」と書け。
 クーシン・チェンも張可欣選手のことではないか。漢字の国の選手だから漢字で表記せんかい。

 なんでこんな奇妙な習慣が生まれたのだろう。
 韓国は原音どおりに呼ばないと失礼だが、中国では地域によって発音が異なり、普通話と広東語ではドイツ語と英語以上に隔たっている。だから各々の漢字の読み方で呼んでも失礼ではない。李子君選手は「り しくん」で良いし、張可欣選手も「ちょう かきん」で良いのだ。それを無理やりカタカナ表記にしただけでなく、欧米式に名前・苗字の順にするとは訳わからん。

 原音で呼ぶべきだというのなら、毛沢東も「マオ・ゾートン」と呼ぶか? 中華人民共和国を「チュンファレンミンコンフーグォ」と呼ぶか? アホらしい。
 もっと漢字文化圏を大事にしてほしいものだ。
 

 
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