「憲法破棄ではなく改正」
橋下氏、石原氏に反論 日本維新の会共同代表、橋下徹大阪市長は29日午前のBS朝日番組で、石原慎太郎共同代表が「憲法廃棄」を唱えていることに関連し、「石原氏にも『改正』で納得してもらっている。(党が目指すのは)『破棄』ではなく『改正』だ」と述べた。両者の憲法観の相違が改めて露呈した。(産経新聞) 【雑感】同じ「右翼」でも毛色が違う
石原慎太郎氏とくっついた時、たぶん多くの「大阪維新の会」支持者は危惧した。必ず不協和音が発生して失速すると予想した者も少なくなかった。「なんで地域政党のままでおらへんねん」と思った支持者は今の状況を「そら見たことか」を通り越して、「もう維新は終わった」と思っているだろう。
こうなってくると、組織としてガッチリまとまっている共産党や公明党と違って、なんとなくイケイケムードで膨張した団体は脆い。自民党や民主党が顔色を窺っていた頃の「維新」の姿はもはやない。景気の良さに集まった人たちは「いつ降りるか」「いつ逃げるか」の算段をしているかもしれない。
こないだの千葉貴樹氏とて、もし彼が常識というものをわきまえた人間だとしたら、文句たらだら吐きながら1日でバイトを辞める糞ガキのような台詞を言ってまで橋下教育改革の現場責任者たる校長職を放り出す理由は1つしかない。
「維新」や橋下氏はもう終わり、あてにしていた橋下「維新」からの教育委員会攻撃は期待できない、なら早々に撤退するに限る。もし、彼が一応の常識人で一応の知恵を持った「大人」であるなら、こんな算段で逃げの一手を打った、と見たほうが自然だ。
「維新」に賛同して活動に参画した方々は、「こんなはずじゃなかったのに」と愕然とした思いではないか。参院選までもはや時間がない。今から潮目が変わるとは思えない。
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