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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「ヴァネッサ 小さな唇」 萌えたい時に〔8〕 

ヴァネッサ 小さな唇」 
けだるさのエマニエル、緊張感のヴァネッサ

 

 
【原題】VANESSA
【公開年】1977年  【制作国】西独逸  【時間】88分  
【監督】ヒューバート・フランク
【音楽】マティルデ・バセドウ ゲルハルト・ハインツ
【脚本】ジュース・デ・リッダー
【言語】イングランド語   
【出演】オリヴィア・パスカル(ヴァネッサ)  アントン・ディフリング(-)  ウーシ・ゼッハ(-)  ギュンター・クレメンス(-)  エヴァ・ロイゼ(-)  エヴァ・ガーデン(-)  
 
【成分】・ファンタジー ゴージャス セクシー かわいい 綺麗 南国 ソフトポルノ
 
【特徴】「エマニエル夫人」の女学生版。フランスの「エマニエル」とドイツの「ヴァネッサ」との違いは、エマニエルは気だるさ、ヴァネッサは緊張感だろう。
 主演のオリビア・パスカル氏は当時18歳。可愛らしい腋毛をはやした彼女の美少女ぶりは日本でもカルト的人気がある。

【効能】ゴージャスな官能が楽しめる。
 
【副作用】思っていたほど濡れ場が少ない事にガッカリする者もいる。やや古風なカラー映画。登場人物の男性たちが物語全体の雰囲気を壊すギャグをやってしまって白ける。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。  
エマニエル夫人の女学生版
 
 作品内容を簡単に説明すると、上記のレビュータイトルとなる。パッケージ写真も南国風の籐椅子に座る全裸の少女と、その横で葡萄を食べる全裸の若い女性。明らかに「エマニエル夫人」を意識した光景である。公開時期は「エマニエル夫人」の3年後。70年代半ばから同様の雰囲気の映画が各地で制作されるようになった。

 エマニエルがお堅い外交官婦人であるのに対し、ヴァネッサは厳格なミッションスクールに寄宿していた女学生。
 ただ、上流階級の金持ち若奥様であるエマニエルが南国タイに渡って様々なセックスを楽しみ奔放な女性へと「成長」していくのに対し、ヴァネッサは些かドロドロした展開だ。突然伯父の遺産を相続して亜熱帯の香港に渡る事になり、ハイティーンの小娘でありながら娼婦館のオーナーにもなってしまう。当然そこはお約束で、ヴァネッサの無垢な美貌と財産を狙って魑魅魍魎が群がってくる。
 エマニエルには、南国のフランス人のアバンチュールなのか独特のけだるさがあるが、この作品はドイツ映画のせいなのか全編に一種の緊張感がある。

 舞台設定はエマニエル同様豪華な調度品だ。主演のオリビア・パスカル氏(余談1)は当時18歳。作中でレズやSMにも挑戦するが、いたってソフトな描写である。特に目玉となるお色気場面は香港で出会った女性とのレズシーンだが、身体と財産を狙う「敵」に囲まれた見知らぬ香港で信用できる女性と打ち解けセックスに及ぶヴァネッサの恍惚の笑顔は、愛撫に感じているというよりはやっと心を許せる「味方」を得た喜びを表現しているように見え、あまりイヤらしさが無い。
 
 他、いかにもヨーロッパ人がイメージしそうな奇妙なインドのマハラジャの王子様が、真剣にズッコケ・ギャグ(余談2)をやってくれるるし、サド趣味の加齢臭漂い沿うな中年がドン臭く立ち回ってくれるし、些か苦笑を禁じ得ない場面がある。
 しかし、オリビア・パスカル氏のファンにとっては伝説的な作品であろう。需要があるのかDVD化されている。
 
(余談1)20年以上前に邦画にも脇役で出演していたらしいが未見である。
 エマニエルは脇毛を剃っていたがヴァネッサは生やしていた。この辺りはいかにもドイツの女学生らしい? むかし、オリンピックなどの国際大会でランニング姿のドイツの女性選手が脇毛を見せていたのが印象に残っていた。
 
(余談2)私から見たらギャグだ。
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆ 可
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆ 佳作

 
晴雨堂関連作品案内
エマニエル夫人 [DVD] シルヴィア・クリステル
愛の妖精 アニー・ベル [DVD] アニー・ベル主演
小さな唇 LITTLE LIPS 主演カティア・ベルガー
妖しき従姉妹-テンダー・カズン- [DVD] デヴィッド・ハミルトン
 

 
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