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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

2013年堺市長選挙 近頃の現象[九百四十四] 

堺市長選、現職が維新新人リード 
読売情勢調査

 
 29日投開票の堺市長選について、読売新聞社は19~21日、同市内の有権者を対象に世論調査を実施し、取材と合わせて情勢を分析した。(読売新聞)
 
【雑感】今朝の朝刊を見て少し驚いた。政令市とはいえ、府庁所在地でない一地方都市の市長選動向が大手新聞の1面に登場するとは。我が家は昔から朝日を購読しているが、他の毎日・読売・産経・日経も1面で扱っているようだ。
 
 これほどまでに注目されるのは、この選挙が橋下徹氏が提唱する大阪都構想が実現するか消滅するかが事実上決まってしまうからであり、このところ不祥事続きで支持が急落している日本維新の会が浮上するか解党するかの瀬戸際天王山とマスコミは見ているからだろう。
 
 実は私自身は学生時代から「大阪都」になればいいのにと考えていた。自治体行政の事を少し勉強していた時期があり、役所や市民が行政を詳細まで把握できる規模は30万人都市までで、政令市のような巨大都市になると市民がオンブス活動をとりにくく行政もまた財政の隅々まで掌握しきれない、そういう説を本で読んだ覚えがある。
 
 だから、政令市は20万人都市ずつ分割する必要がある。しかしながら単なる分割では縮小するかのようなイメージがあって景気が悪い。ならば東京市が東京府と再編して東京23区を擁する東京都になったのと同じように、堺市と大阪市と東大阪市などが大阪府と合併再編して大阪都になり、政令市や中核市が人口20万単位の特別区になったほうが良いと考えていた。
 
 ゆえに橋下徹氏が当初主張していた「大阪都構想」には賛成だったのだが、残念ながら今は保留にしている。
 
 1つは、たとえ戦略的意義があったとしても、毛色や方針が違う石原慎太郎氏らのグループと合流して日本維新の会となったのは、これまで掲げていた政策方針が果たして履行されるのか、主権者に疑念を抱かせる事になった。
 そして橋下徹氏の肝煎り政策で任命された「現場責任者」たちが次々と問題を起こしている。小学校校長を一学期すら務めず辞めた千葉貴樹氏などは論外だ。
 維新の方々は政策云々以前に「仕事」ができるのかどうかが疑われている状況だ。
 
 3つめ、10年近く前だが堺市が東隣の美原町を合併して政令市になろうというとき、合併反対派市民は前述していた政令市の弊害を指摘し合併の是非を求める住民投票条例案を直接請求で議会にあげたが市議会大半が反対で否決された。
 当時、堺市議だった西林克敏氏は堺市の政令市「昇格」に賛成だった。私はそこが引っかかる。

 橋下徹氏は平松邦夫氏と「大阪都構想」について対立していた時、テレビ番組で都構想のメリットについて具体的に説明してくれたが、その内容はまさに私が若い頃に考えた内容そのものだった。マスコミでよく取り上げられる二重行政の弊害以外に、役所も市民も行政を把握しづらくなるので分割する必要がある、そういう趣旨の話をされた事は我が意を得たりと思った。橋下氏は思った以上に地方自治行政を理解していると感じたものだ。少なくとも並の保守政治家よりは勉強していると思った。
 堺市は美原を併呑して政令市になるより、大阪市とともに大阪府と合併して人口20万単位の特別区に分割するべきだったのだと確信した。
 
 ところが今年の市長選に出馬した西林克敏氏は堺市の政令市「昇格」に賛成されていた。市民が直接請求された住民投票条例案には反対された。橋下氏は口数多く政令市の弊害を知事時代から指摘し批判されてきたが、西林氏はその政令市に賛成し、地方自治の根幹である住民主権をもっとも具現化した住民による直接請求条例案に反対した。

 もちろん、あの頃の橋下氏は知事ですらなく知名度急上昇中のタレント活動をする弁護士に過ぎなかったから、都構想の欠片すら存在しなかった。住民投票条例案を直接請求した市民たちは、保守市民の西林氏から見れば左派護憲派市民を主体にした勢力に見えるだろうから、条例案に賛成できない気持ちも解らなくはない。
 また、堺市が政令市になってから随分時間が経過し、西林氏も考え方を変えたのかもしれない。

 だが、ホームページ等で確認できる西林氏の主張を見る限りでは地方自治に対する信念のほどが判らない。表面上でも自民から維新の会へ政党を変えているのだ。信条や政策や地方自治に対する思いなどが、市議になったばかりと市長選に挑戦する今とでは同じはずがないのだが、自分がどんな葛藤を抱え、どう決断するのか、見えてこない。

 だからニュースでしばしば伝えられる橋下氏をはじめ維新たちの「失言」や、千葉貴樹氏らの無責任とも思える軽いイメージ、そして志はどこにあるのかが見えない西林氏、かつての「大阪都構想」は支持できるが、同じように現在の維新に信頼を寄せるのは困難だ。保守ゆえに信用できない。まだ維新打倒と言わんばかりに共産党が支援し辻元清美氏が応援演説をする勢力の旗頭にされた保守政治家竹山修身氏のほうがまだ失政をしなさそうでマシに見えてしまう。

 映画レビュー友達が指摘されたが、「維新」という意味は「改革」や「刷新」といった軽いものではなく、武力闘争を含むもの、即ち「革命」と同義語といってもいい単語である。橋下徹氏はともかく、維新の会に参加したり支持している方々は、それを理解しているのか?
  

 
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[ 2013/09/23 11:12 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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