ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「明日、ママがいない」で異変か・・。 近頃の現象[九百七十八] 

【速報】日テレ「明日、ママがいない」で異変! 
第2話は提供スポンサーの字幕がなかった。 
隠した?降りた?

 
 批判が高まる日本テレビのドラマ「明日、ママがいない」。第2話が放送されたが、第1話ではあった提供スポンサーの字幕がなかった。「児童養護施設の関係者や里親らが放送見直しを求める中で「スポンサー隠し」?。(水島宏明)
 
【雑感】以前にも話した事がある。私がなぜB級映画が好きなのか。なぜ東京の番組がイマイチで地方の番組が面白いのか。
 メジャーは大手企業のスポンサーが付くので潤沢な制作資金を回せるから優秀な俳優やスタッフを使える。その代わり挑戦的実験的表現手法がやりにくくなる。視聴者から反感や敵意を持たれたら、スポンサーは自社のイメージを損なうという利害に抵触するから、制作に口出ししたり提供から降りたりする。
 
 今回の一件も興味深い現象だ。メジャーなドラマで賛否両論渦を巻かせた事は、私は制作者冥利に尽きると思う。私のようなただの労働者は毎日恙なく平凡に過ごす事がベストだが、クリエイターはそうではない。良いも悪いも強烈な波紋を生んで記憶に残る作品を送り出す事が理想である。なんとなく暇潰しに観て放送終了後まもなく忘却される作品なんかよりマシだ。

 民放の番組として、提供企業名の紹介が無いのは異常だ。スポンサーの契約は、契約書の中身を見た事が無いのでよくは知らないが通常は1クール(11話から13話)単位である。しかし視聴率が低迷であったり社会的批難を浴びるようであれば6話程度で打ち切られる事があるので、そのあたりの条件も盛り込まれているはずだろう。
 2クール以上の放送が主流だった頃は、途中から放送時間を短縮されたり、放送時間帯をゴールデン枠から深夜枠に変更されたりというのがよくあった。しかしここ20年のドラマは1クールが基本である。最悪、中途で強引に最終回に差し替えられて打ち切りになる可能性も現実味を帯びてきたか。近年のドラマは放送終了後全話DVDソフト化されるが、それが無くなるかもしれない。
 
 仮に打ち切りになったとしても、せっかくの機会なので「明日、ママがいない」で問題になった点について公開討論番組をしても良いのではないか。
 たぶん、賛成派と否定派の議論は噛み合う事は無いし、平行線のまま時間切れになるのは目に見えているが、「言論と表現の自由」や「児童虐待」「差別」などについて考える良き機会だ。

 
 私は規制反対派であり自由推進派である。作品を批判や批評をするのは一向に構わないが、否定はけしからん。
 作品への解釈は観る者の精神状態や社会的ポジションで如何様にも変わる。昨今のクレームを見ていると、クレーム者本人は正当な抗議のつもりだろうが、私には割切り力や許容力の衰え、引いては精神的余裕の欠如にしか見えない。

 時代劇など斬殺場面のオンパレード、昔の刑事ドラマはアメリカ以上に銃の乱射が目立つ。刑務所ネタ、少年鑑別所ネタは大概陰惨きわまりない。
 日本史学者が「桃太郎侍」に政治的圧力をかけたか? 「太陽にほえろ!」や「西部警察」に銃規制を求める政治運動が起こったか? 「女囚サソリ」や「ヤヌスの鏡」で刑務所や少年鑑別所が上映や放送中止を強訴したか? 「ゴジラ」を観て自衛隊が制作会社を提訴したか? 
 そして、それらを観て育った我々は世界に類を見ない犯罪者集団になったか? 諸外国と比べて特に突出して何か問題があるようには思えない。

 問題提起自体は大いにすべきだと思っている。しかし作品の否定となると、それは許容できない。 


 
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[ 2014/01/23 01:22 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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