昨年のバレンタインデーチョコ。
通称小判チョコ。チョコレートで作った慶長小判。 【雑感】正月気分が抜けた頃、2月14日に向けて
バレンタインデー商戦が始まる。早いところでは三箇日が済むとさっそく高級感漂うパッケージのチョコレートが店頭に並ぶ。
日本の
バレンタインデーはホンモノの
バレンタインデーではないとか、菓子メーカーの販売戦術に嵌められているだけだなどと批判する者が結構いるが、私は野暮は言わん。
日本の
バレンタインデーは欧米とは毛色が違うかもしれないが、日本の風習として定着した以上は日本の風習としてホンモノである。これがニッポンの
バレンタインデーだ。
菓子メーカーの陰謀、大いに結構、この年中行事で経済が回れば万々歳である。日本経済のため、大いにチョコレートを楽しもうではないか。自分への御褒美で自分で買って自分で食うのもアリだ。
さて、上記写真は連れ合いから昨年もらった小判型のチョコレート。結婚前と新婚当時はチョコレートを手作りしてくれたが、この頃は既製品で済まされる。
既製品とはいえ、この
小判チョコはけっこう洒落て面白い。北海道の岩見沢で生産されているとか。
あとで食おうと思って冷蔵庫に入れたまま忘れてしまい、こないだ連れ合いから「エエ加減に食え! 賞味期限今月の15日までや。もう過ぎたで」と言われて思い出した。賞味期間が1年もあるのだから、数日過ぎても問題あるまい。ましてや開封せず冷蔵庫に入れたままになっていたのだから。
この
小判チョコ、演出がなかなか粋だ。包装紙は印刷とはいえお祝い用のかしこまった紅白の熨斗紙。できれば本式の熨斗ならなお良かったのだが、印刷とは私への扱いの軽さを象徴している。
中から紙箱ではあるが桐の千両箱をイメージした印刷。やはりバレンタインデーなのだから、ホンモノの桐とまではいかなくても木箱に入れてほしかった。紙の箱というのが私への扱いの軽さを象徴している。
チョコレートを包む金紙をめくると、中から小判型のチョコレート。文様や文字は忠実に
慶長小判を再現、なんでも同じ大きさと重さにしているとか。博物館で見たホンモノの
慶長小判はもっと薄い。チョコレートでつくったのだから、重さを同じにすれば分厚くなるか。
箱の底には小判にまつわる諺が書かれている。なかなか面白い演出なので、オブジェとして記念に保存しようとしたら、連れ合いは奪い取って私の目の前でくしゃくしゃにしてゴミ箱に捨てた。
「ウチをゴミ屋敷にする気か!」
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