恩師ら「真央ちゃんやめないで」
中京大教授「成長これから」 ソチ五輪フィギュアスケート女子で6位入賞した浅田真央(23)に対し、恩師や関係者が21日、ねぎらいの言葉とともに、続々と現役続行を希望する声を寄せた。(スポーツ報知) 【雑感】ちょっと意地悪な言い方になってしまうが、
真央ちゃんの為を思っての事なら、むしろ今を引き際と諭すほうが良いのではないかな。
卑怯な言い方になってしまうが、私は場末のファンで野卑な性根の人間だから、次の平昌五輪で
真央と
妍兒の最後の決戦を見たいと思ってしまう。鈴木明子選手は28歳、カロリーナ・コストナー選手は27歳だから、平昌で27歳になる
真央ちゃんと
妍兒ちゃんはまだまだ若くて伸び代がある。
しかし選手の身になって考えれば、今が引き際だろう。
真央ちゃんと
妍兒ちゃんは15歳から8年間にわたって世界のトップを狙う位置に留まり熾烈な格闘を続けてきたのだ。それがどれだけ殺人的な世界なのか。
41歳の葛西紀明選手7回五輪出場、34歳の上村愛子選手5回五輪出場があるではないか、との声が聞こえてきそうだが、真央ちゃんと
妍兒ちゃんが体験した世界は彼ら彼女らとは比較にできないほど過酷である。
葛西選手や上村選手に対して失礼な言い方になってしまうが、真央ちゃんと
妍兒ちゃんは国際試合の表彰台に上がって当たり前の世界に8年間もいたのだ。ジュニア時代も入れたらさらに年数が増える。
ジャンプスキーもモーグルも注目されるのは冬だけだが、2人は年中注目され、本業のスケート以外に売れっ子芸能人並のメディア活動もこなさなければならなかった。
それ以上に、フィギュア業界の見た目の華やかさとは違って内実のジリ貧は選手の生活に苦難を強いている。言い方は悪いが日本の各市町村には必ず野球やサッカーや柔道をやる場所がある。各市町村に複数箇所だ。それに対してスケートリンクはどれだけあるか? 大阪ではスケートリンクなど不要の施設、と言わんばかりの態度でかかってくる地方政治家までいる。
フィギュアスケートは野球やサッカーや柔道と違って制約の多い環境で修練しなければならない。金銭的負担も激しい。これは韓国でも似たような状況だ。ゆえに真央ちゃんと
妍兒ちゃんは自身の選手生活を支える資金を調達する意味でもタレント活動を行わざるを得ないし、フィギュアスケート界全体を支える意味でもメディアへの露出を展開してきた。
もはやトップアスリートの域を超えている。精神的にも肉体的にもそろそろ引き際を見定めなければならない時期だろう。
私のような野卑な人間は、まだまだこれからも2人の美女の決戦を見続けたいと幾らでも言ってやるが、真央ちゃんに近い人間であり社会的に立派な人間が真央ちゃんの為を思う志が誠であれば、「やめないで」などと口には出さず静観してやるべきだ。
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これ以上、国旗を背負わせるのは酷です。
真央ちゃんにも人並みの青春を体験させてあげるべきです。