ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

日本語の誤用。皆が間違えば正しい用法は駆逐される。 近頃の現象[九百九十] 

間違った意味で使っている日本語1位 
「姑息な:×卑怯→○一時しのぎ」

 
 正しい意味で使ったのに、会話が成り立たなかった……。現在の日本語には、そんな言葉が多いようです。そこで今回は、日常会話で何気なく使っていて、間違った意味だとは知らなかったという言葉を読者753名に聞きました。

Q.間違った意味で使っている日本語を教えてください(複数回答)
1位 姑息な(×卑怯→○一時しのぎの、その場のがれの) 43.8%
2位 確信犯(×わかっていながらやるというような意味→○道徳的、宗教的または政治的義務の確信を動機として行われる犯罪) 35.1%
3位 しおどき(×辞める頃合い/退くタイミング→○物事を行うのに最も良いとき) 33.6%
4位 失笑(×笑いも出ないくらいあきれる→○笑ってはいけない場面などで、こらえきれずに うっかり笑ってしまうこと) 31.3%
5位 破天荒(×豪快→○前人未踏) 29.1%
(マナビウーマン)


【雑感】寂しい話だが、皆が間違えて使用し定着してしまうと、もはやそれが正しい用法となり、本来正しい用法は誤りにされてしまう。

 例えば「素晴らしい」という単語がある。実はもともとの意味は「惨い」「とんでもない」だった。少なくとも大正時代まではこの意味で使われていた。当時の新聞記事に、地震と火災で壊滅した東京の光景を「素晴らしい光景」と見出しに書いていたから。
 だが、漢字に充てられた「素」と「晴」が綺麗なイメージを抱かせ、いつの間にか好ましい意味に使われるようになり、誰も誤用とは思わなくなった。今や教育の現場では江戸時代の「素晴らしい」は「むごい」意味だと理解されている。しかし大正時代までは使われていたのだ。

 「姑息」も今や「卑怯」という意味だ。ただ、これはまだ本来の意味でも会話は成り立たなくもない。その場しのぎや先送りや横着したときに、「姑息」と使ってもなんとくな通じなくもない。二通りの意味があるという段階だ。

 「確信犯」も「わかっていながらやる」というシンプルな意味でしかなかったものに、政治的背景が添加されただけで、解っていながらやる犯罪である事には変わりはない。これも二通りの意味があるという段階だ。

 「しおどき」「失笑」「破天荒」はもはや誤用が正しく、正用が誤りにされてしまう可能性がある。言葉は生モノで変わっていくものではあるが、世代間で会話が成り立たなくなったり、誤解から紛争にまで発展したらつまらん。

 国は英語教育に力を入れるのではなく日本語教育にもっと力を入れるべきだろう。


 
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[ 2014/03/09 21:40 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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