ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」 寂しさをまぎらわす時に〔26〕 

スター・トレック イントゥ・ダークネス」 
スタトレの世界を継承しつつ別の作品へ。


 
  
【原題】STAR TREK INTO DARKNESS
【公開年】2013年  【制作国】亜米利加  【時間】132分  
【制作】
【監督】J・J・エイブラムス
【原作】ジーン・ロッデンベリー
【音楽】マイケル・ジアッキノ
【脚本】ロベルト・オーチー レックス・カーツマン デイモン・リンデロフ
【言語】イングランド語 一部クリンゴン語       
【出演】クリス・パイン(ジェームス・T・カーク)  ザカリー・クイント(スポック)  ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)  ベネディクト・カンバーバッチ(ジョン・ハリソン)  ジョン・チョー(ヒカル・スールー)  サイモン・ペッグ(モンゴメリー・“スコッティ”・スコット)  カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)  ピーター・ウェラー(マーカス提督)  アリス・イヴ(キャロル・マーカス)  ブルース・グリーンウッド(パイク提督)  アントン・イェルチン(パヴェル・チェコフ)  ノエル・クラーク(-)  ナズニーン・コントラクター(-)  アマンダ・フォアマン(-)  ディープ・ロイ(-)  クリス・ヘムズワース(ジョージ・カーク)  ジェニファー・モリソン(ウィノナ・カーク)  レナード・ニモイ(スポック)  アイシャ・ハインズ(-)  ジャック・ローファー(-)  リー・レハーマン(-)  スコット・ローレンス(-)
      
【成分】不思議 パニック 不気味 勇敢 絶望的 かっこいい  
  
【特徴】前作で全く新しいスタートレックの物語が始まった。歴史が変わってしまい、優等生のエリート士官だったカーク船長がやんちゃな若者に、スポックとウフーラが恋人関係に。全く新しいスタートレックの物語が観れると思っていたら、ウイリアム・シャトナー版をよく言えばオマージュ、悪く言えばパロディに終わっている。
      
【効能】迫力あるアクション場面にストレス解消。
 
【副作用】物語の展開が平凡で失望。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。
なんや、ここでカーンを出すのか。

 トレッキーとしては見届けたい気持ちで鑑賞した作品である。それなりに楽しめたが、スタートレックの世界観を大切にしたい方々からすれば、あまり愉快になれない内容だったと思う。
 
 制作陣の意志は前作で明らかである。カーク船長の時代がある事件によって大きく改編した。歴史が変わったのだ。その結果、カークやスポックの家庭環境が激変した。品行方正の優等生だったカークはやんちゃで喧嘩っ早い性格に、スポックはなんとウフーラと恋仲になった。
 正史とは別のスタートレックが始まったのだ。キャラクターやエンタープライズ号をそのまま引き継ぎながらも微妙に違う船内の雰囲気、ウイリアム・シャトナー氏が扮するカーク船長の世界とは全く異質なスタートレックがJ・J・エイブラムス監督の手によって始まったのだ。
 だから、私は野暮は言わない。カーク船長版TVシリーズ40話「イオン嵐の恐怖」(余談1)のようなものと思えばいい。

 ネタばれありなので、作品の内容をいってしまうと映画版「カーンの逆襲」のオマージュだ。
 レピュアーの中にはカーンを出してくることを予想していた方もいたようだが、私は逆にまさかカーンを登場させるとは思わなかった。新たなスタートレックに相応しく全く違う物語が始まると思っていたのに、作中で謎の人物ジョン・ハリソンが「私はカーンだ」と言った時にそのあとの展開が見えてしまってガッカリした。
 そもそも、スタートレックを宇宙戦艦ヤマトのようなドンパチ内容にしてしまった「カーンの逆襲」自体にあまり良い印象は持っていない。TVシリーズでは機関銃のごとく飛び出していたSF的オチが「カーンの逆襲」からなりを潜めた。あまり評価していない作品をベースにした本作なので、単純なアクションと割り切るしかないのだ。
 オマージュと評したが、その実態は制作陣の想像力の無さではないのか?
 
 ザカリー・クイント氏のスポックぶりと、ついにエンタープライズトップヒロインに昇格したウフーラ大尉演じるゾーイ・サルダナ氏の美しさを愛でることだけを楽しみに観た。それ以上でもそれ以下でもない。
 
 一つだけ呆れたのは、カークの先輩であるクリストファ・パイクを本作で退場というのは、なかなかキャラクターを粗末に扱う。 
 
(余談1)イオン嵐によってカークたち上陸班は転送中に別の次元の世界に跳んでしまう。そこでは登場人物は全く同じだが野蛮で好戦的な社会、チェコフもスルーも野卑で暴力的、スポックだけがほぼ性格は変わらないが髭を蓄え論理的に立場をわきまえて好戦的社会に順応している。

晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良

晴雨堂マニアック評価
☆☆ 凡作



 
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