伊集院光、アナ雪批判「毒にも薬にも…」 大ヒット中のディズニー映画「アナと雪の女王」について、タレント伊集院光(46)が28日に放送されたTBSラジオ「月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」で「毒にも薬にもならない映画」と批判した。(日刊スポーツ)【雑感】前の記事にも書いたように、「
アナ雪」は未見である。私はディズニーが嫌いなので劇場では観ない。DVD化されてから自宅で観る。
おそらく、観賞したら私も
伊集院光氏と同様の意見になるだろう。そもそも「毒にも薬にもならない」は、ディズニーが嫌いな理由の一つでもあるからだ。子供の人権について厳しい配慮をするお国柄ゆえに、子供向けアニメには制約が多々ある。必然的に毒にも薬にもならない形に落ち着く。
伊集院氏は「『ディズニーCG映画の作り方』みたいな本があるとすれば、そこから一切はみ出ることなく、それに意義を唱える者も1人もなく出来上がりましたっていう感じの映画」と評したらしいが、私のディズニー嫌いもまさにその点。加えて私はアメリカらしい見え透いた偽善も鼻に突く。
伊集院氏が「歌ばかりが称賛されている」と指摘しているように、まさにミュージカルの本場、エンターテイメント大国であるアメリカのディズニー面目躍如である。
前の記事でも指摘したが、英語歌詞だけでなく各公開国の言語で歌詞をつけ現地の声優に歌わす戦術は大当たりだ。おかげで字幕に慣れていない幼児や小学生でもストレス無く観賞できる。
日本においては
松たか子氏の殊勲である。原版で雪の女王エルサの声と歌を担当したイディナ・メンゼル氏とは歳も声質も近い。歌唱力においてもひけはとらない。キャスティングをした人の手柄でもある。キャラデザイン自体はいかにもディズニーアニメ、日本の子供たちの趣向に合っているとは思えない。ところが日本の女優が吹替で歌を歌っているとなれば受け入れやすい。
一種のミュージック・アニメと思えば割り切れる。制作陣もストーリーの新機軸より、音楽と映像に人員を振り分けているはずだ。脚本は映像と音楽を乗せるためのベースに過ぎない。
ますます劇場はパスして自宅でのDVD観賞への決意を固くするのであった。
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