アンジェリーナ・ジョリー、女優業引退へ
今後は監督に専念
Yahoo!映画から参照。 女優アンジェリーナ・ジョリーが女優業から引退する意向を示した。Mirror Onlineが報じた。
アンジェリーナは現地時間9日、主演映画『マレフィセント』のイベントに共演のエル・ファニングと出席。そこでアンジーは「わたしは今後、監督業に専念したいと思っています。そのために女優業を引退することにしました」と発言した。(シネマトゥデイ)【雑感】寂しくもあるし楽しみでもある。
女優としての力量は素晴らしい。私が気に入っているのはオリバー・ストーン監督「アレキサンダー」でアレキサンダー大王の母親役だ。アレキサンダーに扮する主演のコリン・ファレル氏よりたった一つ歳上の同世代なのに全く違和感が無い。父王が暗殺される時に見せた妖艶な般若顔がゾクゾクする貫禄だった。
演技力を高く評価される一方でセクシーアクション映画の主演でゴールデンラズベリー賞最低主演女優賞にノミネートされる幅広い女優だ。(「アレキサンダー」でも最低主演女優にノミネートされたが)
問題の監督業だが、彼女の監督処女作である「
最愛の大地」はかなり評価が高い。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景にした作品で社会派志向の彼女らしい内容である。制作・監督・脚本の三役を務める力の入れよう、俳優や台詞の言語も現地主体のリアルさ。
自らはキャストに加わらず、また現地で俳優を起用する際のオーディションには名前を伏せたそうである。ハリウッドでは商業的活劇やセクシー俳優のイメージが強いため、現地で誤解されることを避けたのだろうか?
残念ながらこの作品には強姦犯と被害者が恋愛関係になるストーリーだというデマが飛び交って女性団体の敵意に晒され国から現地での撮影許可が取り消されるアクシデントがあった。また、クロアチアの作家から盗作との指摘を受け訴訟問題に発展している。
デマについては
アンジーが脚本をボスニアの文部省に見せて不許可を撤回させ、裁判には
アンジー側が勝訴したものの、栄えある監督デビュー作にいろいろケチが付いてしまった。
だからこそ今後の映画監督ぶりが楽しみなのだが、闘うスレンダー女ヒーローを愛でられないのが寂しい。
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