小林よしのり氏「AKB最大の弱点を突かれた」 岩手県滝沢市で25日に行われたAKB48の握手会で、川栄李奈(19)と入山杏奈(18)が無職の男に襲われ負傷した事件を受け、AKBのファンで知られる漫画家・小林よしのり氏が26日、公式ブログで、“会いに行けるアイドル”の「根幹にして、最大の弱点を突かれた事件である」と指摘した。小林氏は、著書「AKB論」で、握手会でのマナーに関して警告していた。(デイリースポーツ)【雑感】軽傷で済んで良かった。特にアイドルは顔が命、顔の負傷を回避できて良かった。20歳前の女の子にとってはトラウマになる事件だったと思う。
ただ、芸能人になるという事は暴漢に襲われるリスクもセットだ。古くは美空ひばり氏が塩酸をかけられた事件は有名、近年でも関西のお笑い芸人ハイヒールモモコがサイン会で暴漢に襲われている。
襲われるのはメジャーな人気芸能人だけではない。私の知人筋のセミプロのロックバンドもコンサート中に暴漢が乱入する様を目の当たりにした事がある。
人気芸能人になればなるほど、暴力事件に巻き込まれるリスクは当然高くなる。そのため人気アイドルなどは物々しい警備になりがちた。
前の記事でも紹介したが、今から20年ほど前に奥山佳恵氏が堺の光明池にやってきた時が強烈に印象に残っている。そろそろ彼女は20歳になろうかという歳頃だったが、まだ女子高生のような初々しい笑顔で舞台にあがり司会者と楽しいトークしている間、舞台の下で眼光鋭く観客席を見渡しているピンストライプの背広集団がいた。ボディーガードか事務所スタッフかは知らない。たぶん所作から奥山佳恵氏の警護が目的のようだが、見た目の印象を正直に言えばヤクザあがりのガラが悪い強面だった。
小林よしのり氏が言うまでもない。安全をとればとるほどファンとの距離がどんどん広がり雲の上の人になってしまう。(余談1) たからこそ、AKBの仕掛け人である秋元康氏あたりは暴力に巻き込まれるリスクを覚悟のうえで「会いに行けるアイドル」をコンセプトに打ち出したはずだ。
このコンセプトを取り下げる事は暴力に屈したことになるだけではない。AKBが他のアイドルユニットとの差別化を図っていた基礎を失う事になる。長らくグルーブを引っ張ってきた前田敦子氏が卒業し盟友の大島優子も出ていく。AKBの顔がいなくなると同時に「AKBらしさ」も失えば、後はグループの衰退しかない。
だから、「中止」「廃止」といった脊髄反射の安易な解決の仕方はグルーブの為にはならない。
私の考えだが、
警護AKBを募集して腕に覚えのある若い女性を集めボディーガードとしての訓練を施し、AKBの雰囲気を壊さない、警備に支障をきたさない程度のJKファッションで、周囲を固めては如何か。
これは冗談ではなく、殆ど真面目な提案だ。
(余談1)若い頃の私が影山莉菜嬢のおっかけをしていた理由の一つに、ストリッパーは「会いに行けるアイドル」だったからだ。
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