ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

あのワタミが赤字なのか・・。ついに無理が祟ったか。 近頃の現象[一〇二三] 

「もうブラックと呼ばせない」ワタミ
労働環境改善、新業態で再成長目指す


 ワタミが深刻な業績低迷に苦しんでいる。居酒屋チェーンを中心とする主力の外食事業の売上高がピーク時の8割まで落ち込み、平成26年3月期の連結決算は上場以来初の最終赤字に沈んだ。今期は安価な大衆店から高収益の専門店業態への転換に本腰を入れる計画だが、一方で、サービス業の「要」である人材の確保難が行く手に影を落とす。業績を回復軌道に乗せるためには、デフレ環境下で成功した事業モデルから脱却するだけでなく、従業員の労働環境や「ブラック」の評価が根付いた企業イメージの改善も急務だ。(産経新聞)

【雑感】ひとことで言っちゃうと、月並みな言葉だか、ワタミは調子に乗りすぎた、な。

 TVを観ていていつも思うのだが、ある人物がグイグイ業績を上げて業界の寵児となり、自信に満ち溢れた顔でTV番組のゲストやコメンテーターなどに出演しまくり偉そうに能書きたれる様を見ると、こいつ転んで足挫かなぁええがと期待・・、失礼、心配する。

 諸兄たちの失策を見ていると、急成長するという事は、どこかで無理をしている、あるいは無理を強いている部分が必ずある訳で、その中には当然のことながら法令抵触ギリギリの部分もある場合が多々ある。
 全うな企業だと、残業するのも夜勤をするのも届け出がいちいち必要だ。従業員は家に帰しても部課長や役員は残って仕事をする。従業員に何か起こった時、もし法令に違反した部分があれば、それが直接の原因でなくてもたちまち突っ込まれて、企業イメージダウンの原因になる。

 創業者で現在は自民党から選出の参院議員渡邉美樹氏の経歴を見れば、おそらく普通の人より要領よくテキパキ仕事をこなし、なおかつ倍以上は働いている人だと思う。そういう人がよく陥るのは、他の人が怠け者に見える、のんびり屋に見える、働かんくせに我儘いう、そんな風に見えてしまう事だ。
 そんな人間は非常に目上意識が強く、若輩者を過少に評価し過ぎる傾向があるので、余計に他人様の行動が愚鈍に見え、いつしか「弱者」への感覚が麻痺して「調子に乗りすぎている」状態になる。学校の運動部の体罰教師にみられるように、体育会系に多い性格だ。

 創業当時、経営者から従業員まで「同志」として動いていた頃はそれでも良い(ホンマはそれでもイカン)が、上場してそこそこの企業となれば従業員はあくまで従業員であって、経営者は経営者としての責務が問われる。調子に乗って吐いた言動が自分に跳ね返ってくる事も多々ある。
 もし渡邊氏が現在のシチュエーションを創業当時から覚悟のうえで経営されていたのなら大した人物だが、「こんなはずではなかった」と思っていたのなら大馬鹿者だ。


 マスコミ上で話題となっている発言を吟味してみよう。

営業12時間の内メシを食える店長は二流だと思っている、命がけで全部のお客様を見てたら、命がけで全部のお客様を気にしてたら物なんか口に入るわけない、水くらいですよ
 これは未確認の発言なのだが、もしこんな話をしていたとすれば、私はこんな店には入れない。命がけで料理つくってほしいとは思っていないから。
 「命がけ」でやられると客には殺気ばって伝わる。リラックスしてビール片手にそこそこの安い肴を食いたいのに、命がけでこられたら気分悪い。命がけでやるんなら、最高級のワインを千円程度のテーブルワイン並み安価で振る舞ってみろ!
 渡邊氏は「命がけ」という意味を軽く見ている。

自分を犠牲にしてでも働くべき。残業代のような小さいことを言っているような人間はどうかと思う。少なくとも私は自分を犠牲にしても何事も取り組んでいる
 残念ながら、会社というものは株主と役員のものであって従業員は蚊帳の外だ。株主と役員は会社のために意志決定機関たる株主総会で提議する権利があるが従業員には無い。従業員は会社のため以上に己の生活に欠かせない賃金を貰うために働いているのだ。
 もし犠牲を強いるのであれば、全従業員にも株主になってもらい、さらに社長と従業員の関係を対等にして経営に口を出す権限を与えたらどうなんだ!

極端に言えば、例えばいじめが起きたクラスの担任教師は給与を下げる
 なら、自分が担当している学校や会社でいじめどころか己自身のパワハラや己の経営方針を苦に死人まで出てしまったのだから、渡邉美樹氏は直ちに故人の菩提を弔うため剃髪して全ての役職を辞めて残りの人生をどこぞの山奥の庵でポロをまとい1人うらぶれた生活をおくらねば勘定が合わない。おっと彼は基督教徒?だから修道士のように頭頂部を剃らなきゃいかんな。

 渡邊氏の発言の中には共感するものも少なくはないのだが、以上あげたもの以外にも自分が批難される側に回った時にブーメランとして返ってくる発言が目に余る。
 一見、立派なことを言っているつもりなのだが、立場の弱い者に負担や犠牲を強いる事になってしまっている。犠牲を強いるだけでなく、犠牲分の権限を譲らなければたちまち不安定要素となる。残業代は法で定められた労働時間を超過した「犠牲」への正当な見返り、それすら軽んじるのは言語道断であり経営者としてセコい。

 経営不振は当然の成り行きだ。


 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト
[ 2014/06/01 08:49 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
205位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
90位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク