ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

東北菜(中国東北料理) 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[百七十二] 

中国東北料理のレストランが近所にできた。

地三鮮。

【雑感】近頃、自宅周辺に新しい中国料理店が2店できた。いずれも本格中国料理を前面に強調した内装で、チラシなどに書かれている文字は何と大陸で使用されている簡体字、中国人シェフが作る料理をウリにしている。料理は2店とも「東北料理」を強調していた。(余談1)

 東北料理・・、なんじゃそら? 中国料理といえば、私は香辛料を効かせた辛い料理が好きなので真っ先に麻婆豆腐で有名な四川料理を思い浮かべる。次いで魚介類豊富な広東料理、塩を効かせた北京料理などが有名で、その看板で営業する中華料理店も多い。最近では台湾料理や上海料理の店も増えてはきたが。

 そのうちの一軒に入ってみた。泉北2号線沿いにある店で店舗は赤と白を基調にした中国らしい店構えだ。経営している人は中国人らしく、厨房からは中国語が聞こえてくる。日本テレビの小熊アナウンサーを浅黒くしたような美女が注文を取りに来た。言葉の端に微かな訛りがある。
 私は典型的な東北料理は何かと尋ねたら、ウエイトレスはメニューから3品くらいを指さした。その中で最も安い料理を注文したのが上記写真である。

 「地三鮮」という。馬鈴薯と茄子とピーマンを油通ししたあと醤油ベースの調味料に絡めて炒めた料理で、家でもできそうだ。
 味はやや醤油が濃いような感じがする。連れ合いが食べたら「塩辛い」と文句を言いそうだ。私は馬鈴薯の澱粉と炒めた際の油が絡まり、茄子の瑞々しさが加わってちょうど良い辛さに思えたが。
 地三鮮だけでは愛想ないので炒飯も注文、これはやや薄めの上品な味付けて好感を持った。場末の中華料理屋やラーメン屋の炒飯は濃い味付けなのが多いので久々に本格炒飯を食べた。

 地三鮮をつまみながらメニュー冒頭の挨拶文を読んでいると、東北料理は中国八大菜系(余談2)には該当しないと主張していた。
 つまり日本で広まっている中華料理とは全く毛色が違う、独特の料理をつくる店であることを売りにしている。特徴は醤油ベースのあっさりした味付けらしいのだが、地三鮮からの印象だけだと濃い目かな。もっと他の料理も食べてみないことには判らん。
 また行くとしよう。

(余談1)中国語で中国料理を「中国菜(チュングォツァイ)」と呼ぶ。日本で使用されている「中華料理」は中国では使用されないか、または中国風日本料理という意味で使われる場合がある。「料理」は中国の古文にはあったようだが、現代中国語では使われないらしい。
 東北菜は中国東北地方の料理という意味だ。

(余談2)「八大菜系」を日本語風に書き換えれば「八大中国料理」になる。簡単にいえば地域ごとに特徴があり八つの傾向があるという事だ。

山東料理・・魯菜。北京料理・宮廷料理など。一般に塩辛いのが特徴。
江蘇料理・・江菜。上海料理や台湾料理など。一般に甘目。 
浙江料理・・浙菜。日本では馴染みが無く、上海料理などにまとめられている可能性がある。
安徽料理・・徽菜。日本では馴染みが無く、勝敗料理などにまとめられている可能性がある。
福建料理・・閩菜。日本では馴染みが無く、台湾料理などにまとめられている可能性がある。
広東料理・・粤菜。香港系のレストランはこの料理。薄い味付けで素材の旨味を活かす。
湖南料理・・湘菜。日本では馴染みが無く、四川料理にまとめられている可能性がある。
四川料理・・川菜。日本では麻婆豆腐で知られている。香辛料を効かせた辛い料理が多い。

【追記】現在(2016年10月6日)、2店とも廃店した模様。あんまり客が入っていなかったようだから仕方が無いか。

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地方都市の中華料理店を舞台にした中谷美紀・藤竜也主演作。
藤竜也氏は紹興出身の中国人料理人を演じている。


 
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