ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

小渕優子、呆気ない失脚。「身内」のリークか? 近頃の現象[一〇五八] 

「全てが甘かった」 
小渕氏、涙こらえる場面も


 「全てが甘かった」。
 経済産業省で記者会見した小渕優子氏は「何一つ貢献できずおわびしたい」と、わずか1カ月余りでの辞任に無念さをにじませた。「期待していただいた方々に対して申し訳ない」と言葉を詰まらせ、涙をこらえるようなそぶりも見せた。(時事通信)


【雑感】保守系雑誌の週刊新潮がスクープし、続いて保守系大手新聞の産経や読売が今にでも辞任する様なニュアンスで報道してきた。
 ふと思ったのだが、これは「身内」の裏切りがあったのではないのか? こういったスクープは本来は「権力のチェック機関」や「第四権力」を気取る朝日や毎日などの左派寄りの新聞がやるはずではないか? 新潮や産経といったメディアは安倍政権を支持しアベノミクスを煽るポジションだ。

 自民党員が裏切ってリークする動機はある。安倍総理は女性参画を印象付けるために閣僚や党役員に女性の起用に力を注いだ。小渕優子氏はその目玉である。小渕恵三総理の娘という「貴種」、若くて容姿端麗、安倍内閣のヒロインに相応しいキャラである。
 一時は自民党史上初の女性幹事長の声もあったが、国家の経済運営を担う経産省大臣という抜擢となった。

 以前の自民党であれば、当選4・5回程度の議員はまだせいぜい政務次官クラス、良くて政権中枢からやや離れた省庁の大臣、例えば環境省や消費者庁あたりだ。財務省や経産省や外務省といった国家の最重要課題を担う省庁の大臣には当選10回以上のオッサン議員でもなかなか起用してもらえない。
 歴代の大臣を見れば判るように、将来は総理として国政を背負う人材がこれら省庁の大臣になるので、法的には同格の省庁でも格が違うのだ。

 それをいくら小渕恵三総理の娘とはいえ弱冠40歳の女性が大勢の加齢臭漂いそうな10回生の男性議員たちを差し置いて大臣になるという事は男社会の年功重視の自民党では大きなストレスである。
 小渕恵三総理の後輩で剛腕を振るった小沢一郎氏でさえ、異例の若さで自民党幹事長に就任した時でも既に47歳になっていた。その彼が次期首相の声がかかっても「世代間の争いになる」と固辞したそうである。
 加えて、安倍晋三総理の方針で女性閣僚を増やす、という事は女性議員が相変わらず少なく圧倒的多数が男性議員である男社会の政界に於いては数学的に女性議員の方が分母が小さいぶん男性議員よりも遥かに大臣に出世しやすくなる。順番待ちの当選10回以上の議員たちに不公平感が募っても極自然な展開だろう。ましてや安倍総理とは別の派閥であればなおさらである。
 党員党友からのリークがあったとしても、全く不自然ではない。このようなあからさまに杜撰な金銭管理であれば、初出馬の段階でスクープがあっても良いくらいだ。わざわざ中枢省庁の大臣に大抜擢された時を選んでのスクープに、自民党内に燻ぶる悪意を感じる。

 「同じ党の人間が政権を危うくする行為をするはずが無い」と見る人もいるだろう。その人は自民党という存在を解ってはいない。自民党は1個の政党ではない。「派閥」という複数の保守政党が連合してできた巨大政党である。「派閥」の中には、昔の社会党に近い左寄りのハト派もあれば石原慎太郎氏の様な右傾倒のタカ派もある。
 現在の野党の力のなさを鑑みれば、自民党そのものが下野する心配は今のところ皆無だ。ゆえに党内で政権を交代、もしくは安倍総理に圧力をかけてプチ改造させる意図があるかもしれない。


 
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[ 2014/10/20 06:33 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(2)
現状の野党の不甲斐なさではこの程度の失態は自民党にとって蚊に刺されたぐらいでしょう。
あまり優子を苛めると自分たちにシッペ返しが来る【特に民主党】
[ 2014/10/23 13:49 ] [ 編集 ]
うろぱす氏へ

 現在の政界で遠慮会釈なく与党を批判できるのは、まだ一度も政権担当をした経験が無い共産党ぐらいでしょう。

 あの政党は硬直化した組織のイメージで見られますが、なかなか目端の利く集団です。
 安保闘争の時、戦前から一貫して革命政党を標榜していたのにアッサリ学生運動から距離を置き、逆に全学連の勢力を攪乱させる工作を展開。
 朝日系の文化人やジャーナリストたちが中国文化大革命を称賛していた頃、科学的社会主義を強調して中国共産党や朝鮮労働党とは距離を置くというより「国交断絶」を断行。

 とにかく、危うい人たちを見分ける目は持っている政党です。

 

> 現状の野党の不甲斐なさではこの程度の失態は自民党にとって蚊に刺されたぐらいでしょう。
> あまり優子を苛めると自分たちにシッペ返しが来る【特に民主党】
[ 2014/10/25 01:22 ] [ 編集 ]
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