ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「コンバット!DVDコレクション NO.1 創刊号」  

コンバット!DVDコレクション NO.1 創刊号」 
990円なので買った。


コンバット!DVDコレクションNO.1 創刊号

【雑感】近頃テレビCMで紹介されている「コンバット!DVDコレクション NO.1 創刊号」である。久しぶりに迷彩カバーをつけたヘルメットをかぶっているビック・モロー氏の雄姿と、彼の声を担当していた声優の田中信夫氏の声が響く。

 小学3年生の頃だったか、夕方にTV放送していて、いつも楽しみにしていた。(余談1)このドラマに影響されてか、廃木材を拾ってきて細長い直角三角形に加工し銃にみたて、肩紐をつけて肩にかけて近くの山や林を「探検」したものだ。探検中はもちろん脳裏に「コンバット!」の行軍シーンに使われるBGMが浮かぶ。

 学生の頃、関西ローカルで再放送があった。迷わずビデオテープ(VHF)にほぼ全話録画したのだが、所帯を持ってからは連れ合いのために「私物」を削減して住居のスペースを空けねばならず、現在は自宅から10キロ以上離れた所にあるトランクルームの奥のどこかにしまっている。
 つまり、滅多に観れない状況に置かれているのだ。そのため、創刊号ぐらいは買ってみようかな、と思った。

 ただ、この朝日新聞出版が出すDVDコレクションシリーズ、映画レビュー友からの評判はイマイチよろしくない。友人は同じ朝日新聞出版が出すDVDコレクションから「大江戸捜査網」を購入してガッカリのブーイングだった。
 なんでも、初回シーズンからの収録ではなく、かなり後になってからのエピソードを収録しているので、梶芽衣子氏が登場する初期シーズンは割愛されている。これは途中から担当プロダクションが代わったため版権の問題が絡んで初期シーズン分の権利を朝日が買えなかったかもしれないが、友人は「こりゃサギに近い」と批判。

 友人は今回の「コンバット!」も購入したが、ドイツ兵やフランス人が話す場面の字幕が消されているので何を話しているのか解らないと不満を述べていた。
 これも版権が絡んでいるのだろうか? たしか主人公サンダース軍曹らアメリカ軍兵士らが話す英語台詞のみ日本語吹替で、ドイツ兵が発声するドイツ語やフランス人が発声するフランス語には字幕がついていた。そういえば、NHKが10年近く前に「懐かし海外ドラマ」シリーズで「コンバット!」を放送したことがあるが、あれも字幕を消されていた。NHK版を朝日が購入したのだろうか?

 それから、上記写真にあるようにDVDとセットにA4サイズのガイドブックもある。ガイドが充実してくれたら私は文句ないのだが、残念ながら少し気になる箇所があった。
 主人公サンダース軍曹の分隊にはフランス語ができるレギュラー出演の兵士がいる。日本語吹替ではケリー、原版ではケイジと呼ばれている面長な顔つきが特徴のキャラだ。
 ガイドに書かれている部分を抜粋すると「ケイジャンというフランス系移民の別称から、皆にケリー(アメリカ版の発音ではケイジ)と呼ばれる」とあった。

 実は正確な解説ではない。いや下手をすれば間違っているかもしれない。上記の書き方ではまるで「ケリー」と「ケイジ」が日本語訛とアメリカ英語の違いだけで同義語であるかのように聞こえる。
 私がより詳しく解説すると、ルイジアナ州はもともとフランス領でそこで暮らすフランス系移民をケイジャンと呼んでいた。現在もルイジアナはフランス語を「公用語」に準じており、フランス語を母語とする人は殆どいないがフランス語教育は盛んだ。フランス語ができる兵士はルイジアナ出身のフランス系なのでケイジャン、ニックネームがケイジとなった。

 なぜケイジが日本語版ではケリーになったのかというと、ケイジが日本人名に聞こえそうである事と、「コンバット!」の前の番組が伝説の刑事ドラマ「七人の刑事」であり、「ケイジ」と「刑事」のイメージが変に結びつくのを防ぐためなのだ。
 因みにケイジを演じたピエール・ジャルベール氏はフランス語圏であるカナダ・ケベック州出身、フランス語はネイティブ・スピーカーである。誠に残念な事に今年の1月、黄泉の国へ旅立たれた。しかも私の誕生日にだ。

 ガイドブックは、簡潔に書くにしても正確さには気を遣ってほしいものだ。でないとファンはあまり気分が良くない。DVDで既にガッカリしているのだから。

(余談1)私が最初に覚えた英語は、むかしドリフターズで荒井注氏がギャグにしていた「This is a pen !」だが、その次に覚えたのが「Starring Vic Morrow and Rick Jason. Guest Star・・」だった。
 また、このドラマのおかげで英語以外にドイツ語やフランス語がある事を知った。


 
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[ 2014/11/18 12:41 ] 晴雨堂の書棚 | TB(0) | CM(6)
私もこの手のシリーズものは創刊号だけ買います。やはり安さが魅力です。
[ 2014/11/19 12:56 ] [ 編集 ]
うろぱす氏へ

 やはり、解説がイマイチでした。

> 私もこの手のシリーズものは創刊号だけ買います。やはり安さが魅力です。
[ 2014/11/19 13:36 ] [ 編集 ]
DVDコレクションには油断するな!ってことですね。(笑)
発売するなら、スタッフにファンをいれるべきです。ぜったい
ひとりもいませんね、これは。
苦情がきてるでしょうから、今後少しは改善されるかもしれま
せんが、もう私は買いません。

ちなみに私が初めて覚えた英語は、「スパロウ」「チキン」
などの単語だったと思います。父の友人がソノシートつきの
子供向け英語の本を買ってきてくれて(昭和40年代初期に
あったんですね)おもしろくて覚えたんです。

ただ、ワン・ツー・スリーと言って、「6」の「シ」を
「セ」で発音してしまい、その場の大人全員が愕然とし
たのを覚えています。(笑)
[ 2014/11/19 19:36 ] [ 編集 ]
A君へ

 当たりもありますよ。

 宝島社が出しているDVDブックの「シャーロック・ホームズの冒険」です。シャーロキアンの間でも評価が高いジェレミー・ブレッド版全話収録、残念ながら露口茂吹替モードは無く、字幕ですがノーカット完全版で、しかもガイドブックには原語の全台詞も収録されています。英語学習に最適です。


> DVDコレクションには油断するな!ってことですね。(笑)
> 発売するなら、スタッフにファンをいれるべきです。ぜったい
> ひとりもいませんね、これは。
> 苦情がきてるでしょうから、今後少しは改善されるかもしれま
> せんが、もう私は買いません。
>
> ちなみに私が初めて覚えた英語は、「スパロウ」「チキン」
> などの単語だったと思います。父の友人がソノシートつきの
> 子供向け英語の本を買ってきてくれて(昭和40年代初期に
> あったんですね)おもしろくて覚えたんです。
>
> ただ、ワン・ツー・スリーと言って、「6」の「シ」を
> 「セ」で発音してしまい、その場の大人全員が愕然とし
> たのを覚えています。(笑)
[ 2014/11/20 09:03 ] [ 編集 ]
全セリフもついているとは親切ですね。
ファンの評価も高いとは本物ですね。宝島
社のほうがきくばりがきいているんですな。

残念ながら、私はシャーロッキアンじゃな
く、どちらかというとポアロやミス・マープル
党のほうなので、DVDまでは手がでませんが、
何か他のものも宝島社でだしてほしいですなあ。
[ 2014/11/21 18:37 ] [ 編集 ]
A君へ

 別冊宝島なんかが典型、サブカルやオタク文化を扱ってきた歴史がありますから、ファンの心理に明るいのでしょう。

 朝日もある種のオタクではありますが、どこか知識階級的な気どりがあります。

 むかし、労組運動の知人が言っていました。朝日新聞は「友軍」ではあるが、どこか感覚がズレているというか、「七人の侍」で農民たちが主人公たちを見る感情に近いかもしれません。
 これも大昔の話ですが、朝日ОBたちが創刊したある雑誌の編集者たちと話をする機会があったのですが、語弊を恐れずに言うと「お前らいっぺん水商売に下放せいや」と思ってしまいました。

> 全セリフもついているとは親切ですね。
> ファンの評価も高いとは本物ですね。宝島
> 社のほうがきくばりがきいているんですな。
>
> 残念ながら、私はシャーロッキアンじゃな
> く、どちらかというとポアロやミス・マープル
> 党のほうなので、DVDまでは手がでませんが、
> 何か他のものも宝島社でだしてほしいですなあ。
[ 2014/11/23 01:05 ] [ 編集 ]
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