白鵬を呼び出せ!
審判部決起、直接指導で失言をただす意向 大相撲初場所で史上単独最多33度目の優勝を果たしながら、審判の判断を痛烈に批判した横綱白鵬(29)が日本相撲協会審判部から呼び出しを受け、指導される可能性が27日、急浮上した。審判部の複数の親方が28日に東京・両国国技館で行われる番付編成会議の席上、伊勢ケ浜審判部長(54)=元横綱旭富士=らに具申。白鵬の失言を直接ただす意向を示すとみられる。(サンケイスポーツ)【雑感】俺は白鵬の「暴言」よりも審判部そのものが稚拙で侮辱の存在だと思っている。でないと、何のための行司だ。 しばしば行司の軍配は
審判部によって覆される。土俵に立って審判を務めている行司よりも権限がある審判部を奇怪と思わないほうが異常ではないか。直垂よりも下位の装束(余談1)を着た力士あがりの審判たちに判定を蔑ろにされる、俺は醜い光景に見える。行司はお飾りか?
横綱が取り組む時、行司も最高位の立行司が土俵に上がる。立行司が帯刀しているのは、軍配差し違えをすれば責任をとって腹を切る意味がある。もちろん、現代社会で切腹をすれば明白な犯罪、というより大昔から実際に切腹する行司はいないが進退伺は立ててきた。現在は進退伺すらなく詫びを入れるだけで済むようだが、それでも重い責任の象徴として帯刀の習慣は続いている。
それほどの存在を、力士あがりの中堅親方で構成される審判部によって軽く扱われている。以前は行司も親方になれたが、今は親方になれないし理事選挙の被選挙権(立候補権)も無い。時代とともに行司の地位は低くなっている。
審判部がどうしても必要ならば、以前のように行司も親方になれるようにし、行司あがりの親方だけで審判部(余談2)を構成するのが筋だ。なぜそれができない?
かつては副立行司の役職もあった。それを廃止して副立行司木村玉之助の名跡を空位にしたり、木村清之助を廃止にしたりと、
行司の役割を有名無実化する方向へは積極的に「改革」できるくせに。 白鵬もこの奇怪なシステムについて問題提起するべきだった。
(余談1)紋付袴はもともと普段着。直垂よりも下位の服装だった。
(余談2)もし行司の親方が審判部を構成するなら、装束は直垂より上位の立烏帽子に直衣にすればいい。行司は神事である土俵祭の祭主を務める。審判部は神主のような格好のほうが収まりが良い。
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