「あっちゃん あがつく たべものあいうえお」
あっちゃんあがつく―たべものあいうえお
【原案】峯陽
【著者】さいとう しのぶ【発行】リーブル
【雑感】3月6日は息子の3歳の誕生日である。上記写真は連れ合いが誕生日のプレゼントに買ってきた絵本だ。
非常にこじんまりとした絵本で、これはなんというサイズなんだろう? 変形B6判かな? CDケースより一回り大きいサイズだ。幼児が読む絵本にしては小さい。
しかし本文のイラストが非常に緻密で可愛らしくてほのぼのしている。なおかつ、擬人化した動物はとぼけた表情で、擬人化した食べ物は可愛らしいだけでなくどれも美味しそうなのだ。
あいうえおの順番に、「
あっちゃんあがつくアイスクリーム」の歌詞に擬人化したアイスクリーム各種が踊り、次のページには「いっちゃんいがつくいちごジャム」といった具合に苺ジャムが登場。日本語表音文字69音の殆どに食べ物が割り振られていて、ページをめくるのが楽しくなる。
さすがに「を」と「ん」から始まる食べ物は無かったが、代わりに擬人化した動物たちが手を洗う可愛らしい後姿や大団円で御馳走を食べている図柄で締めくくる。
舞台や登場する食べ物は幼児の生活圏によくあるものを選んでいるので、幼児にとっては日常の風景、大人が観ると親近感と懐かしさがある。
息子を近所の図書館へ連れて行くと、毎回この本を本棚から引っ張り出してケタケタ笑って喜ぶので、連れ合いが購入する事に決めた。非常に評判が良いのか書店で平積みにされていた。
値段は1800円(本体価格)と本のサイズの割にはA4判美少女水着写真集なみの値段がするが、内容の盛り沢山ぶりを観て納得。息子は喜んでくれるのはいいのだが、そんな高価な本のページを乱暴にめくりまくる。この調子で1か月もすれば綴じが緩んでページが外れるだろう。
作者は
さいとうしのぶ氏。なんと私の現地元と同じ堺市で生まれ堺市在住。出版はリーブル。
出版不況といわれて久しいが、近頃は児童書の刊行が増えているそうな。たしかに一般書はPC画面でも読めるが、絵本などの児童書はPCよりも手で持ってめくれる紙の書籍のほうが良いに決まっている。幼児にとってテレビやPC画面は刺激が強すぎてよろしくない。児童書の部数が伸びるのは頷ける。
ブログランキングに参加しています。
- 関連記事
-
スポンサーサイト