ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

大阪都構想否決。あまりに潔い引退宣言、橋下劇場は終わってないと見た方がいい。 近頃の現象[一一〇七] 

橋下劇場、最後に誤算 
頼みの「民意」背を向けた


 大阪維新の会の橋下徹代表(45)が政治生命をかけた大阪都構想が、大阪市民による住民投票で否定された。タレント弁護士から政界に転じて7年余。自治体のトップとして国政政党まで立ち上げた風雲児に対し、「民意」は小差ながら「NO」を選んだ。憲法改正など国政の動きも連動しそうだ。(朝日新聞デジタル)

【雑感】ネット上の反橋下派の論調を眺めたら、どうも「ざまぁみさらせ」といった感じなのだが、私の見解は違う。

 投票の結果は、事前に私が指摘した点が主権者も不安だったのではないか。議会潰しの声は聞こえなかったが、高齢者や弱者切り捨てのリスクは当事者も危機感を持っていた。
 70歳以上の主権者は反対が多かった事、賛成が多かったのは市内でも比較的豊かな北区や中央区などの地域、逆に反対が多かったのは大正区や生野区・平野区など、ちょうど大阪市の富裕区をL字型に囲むようにある低所得者が多い地域だ。
 ある意味、私が事前に「予想」した通りの結果になった。橋下氏には数々の功績があるが、いずれもコストカッターである。それが裏目に出た。

 だが、物事には必ず効能と副作用がある。今回のことで、反対派とほぼ同数の人口を誇る大阪都構想賛成の主権者たちから見れば「明日を担う世代の足を老害で引っ張られた」とのイメージを強く持ったはずだ。実際にネット上の橋下支持派からの声にはそんな怨嗟が発生している。
 それに大差で決したのではない。何度も言うがほぼ完全に世論を二分していた。いま勝利に酔っている方々は、自分たちと同じ数の主権者たちが落胆と憤懣を抱いている事を自覚する必要があるのだ。
 でないと、後続の施政者が優柔不断であれば、橋下徹氏の姿を懐かしむ事になる。

 そしてこれは特に護憲派の問題だが、今回のことは近い将来の改憲の是非を決める国民投票を行うにあたって、極めて貴重なデータになった。橋下氏の世論対策の失敗を戦訓に、安倍晋三総理らは巧妙に改憲を喧伝する事になる。
 勝って浮かれている場合ではない。今回は自民党大阪府連や公明党が味方に付いたので取り敢えずの艦砲射撃はもちこたえられたが、次は艦砲射撃に加えて爆撃機による絨毯爆撃が待っていると考えた方が良いだろう。

 護憲派のツイートの中には橋下氏をヒトラーと同じ扇動政治家と批難する言動が見られるが、ただ批難するだけで論調は「ざまぁみさらせ」に近い。しかし例に挙げたヒトラーはミュンヘン一揆で一度逮捕収監されてから政治家に返り咲いたときに大ブレイクした。
 護憲派も高齢化が進んでいる。主導的世代は団塊以上。今回の大阪都構想否決で「老害」のイメージが賛成派を中心に定着した。その対策を今から練るべきだ。
 もはや「革新」という呼称は実情とそぐわなくなった。安倍氏らが革新であり、護憲派は悪い意味で保守のイメージになりつつある。

 朝日新聞は「橋下劇場」を終わったと見ているようだが、言葉通り橋下氏が引退すれば、多くの主権者には「潔し」と映るだろうし、「公人」としての制約が無くなるので今後は自由に発言できる。護憲派にとってはこれを恐ろしいと思わなければならない。


 
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[ 2015/05/18 11:02 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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