ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

石破茂氏、参院合区に反対! 石破氏の反対表明に賛成する。 近頃の現象[一一四二] 

4閣僚、参院合区に反対 
「地方切り捨て」「党議拘束外せ」


 自民党と維新の党などが合意した参院選挙制度改革をめぐり、合区対象となる鳥取、島根、徳島、高知4県選出の閣僚は10日午前、閣議後の記者会見で「地方切り捨て論が出てくる」(石破茂地方創生担当相)などと一斉に反対を表明した。
 衆院鳥取1区選出の石破氏は、「議論が成熟したとは思えず、納得していない」と主張。憲法改正も含め参院の在り方を抜本的に見直すよう求めた。竹下亘復興相(衆院島根2区)も「地方自治の大前提である都道府県制を壊す。反対は譲れない」と訴えた。
 山口俊一沖縄北方担当相(衆院徳島2区)は「合区はおかしい。長年の文化の積み重ね、アイデンティティーを無視し、(格差縮小の)数字だけでやっていくのはいかがなものか」と批判。中谷元防衛相(衆院高知1区)も「都道府県は固有の文化圏、生活圏であり、合区には賛成しかねる」と強調した。
 竹下、山口両氏は、議員立法となる公職選挙法改正案の採決時には、自民党として党議拘束を外すよう求めていく考えも示した。閣内から異論が出たことについて、菅義偉官房長官は「いろんな意見があるのは事実で、それだけ難しい問題だ。各党各会派による今後の議論を見守りたい」と述べた。(時事通信)


【雑感】極端な例えをいえば、アラスカ州の人口が少ないからハワイ州と合区するようなもの。そうなると、冷戦時代から一貫して超大国ロシアとベーリング海峡をはさんで対峙してきたアラスカ州の市民はどう思うだろうか? アラスカから上院議員を出せなくなる事態に激しく憤りを感じワシントンに対し反乱に近い騒動を起こすだろう。
 ハワイもまた長らく太平洋艦隊の母港なので太平洋の治安を守ってきた自負があるから、上院議員を出せなくなる事態に憤り、かつては独立国だった記憶が鎌首をあげて分離独立も視野に入れた政治闘争を仕掛けるかもしれない。

 何度も言うが、参議院とは欧米でいうところの上院である。上院とは各地域・州・階級・民族の代表で構成される議会だ。下院議員も「選挙区」の代表といえるが、上院の場合はただの選挙区ではない。
 下院選挙区は単なる人口を基にした区分けだが、上院の選挙区はかつて独立した地域であったり、民族であったりといった歴史的背景がある「国」である。この場合、文化的単位を基にしているのであって人口ではない。だから国家によっては少数民族にも議席が割り当てられている。たとえ十数人の人口しかいなくても少数民族と認められれば議席を獲得できる。

 私は合区よりも先にアイヌ民族に議席を割り振るべきだと思っている。さもなくば東京の議席を減らすべきだ。参院の平等とは、人口が少なく経済的にも不利な高知・鳥取・島根などの過疎県が人口が多く経済的に恵まれ過ぎ日本国家の権限や権力が集中している東京と対等に渡り合える事であって、人口比ではない。

 もしどうしても合区が必要ならば、先にやらなければならない改革がある。道州制だ。道州制にしたうえで各州政府に参院議員の割り当て数を決めるというのであれば筋が通る。
 参院に一票の格差を問題にした弁護士や判事の目は節穴か? それとも何か他に魂胆があるのか? 合区にしても一票の格差が劇的に解消されるわけではなく、むしろ過疎県と東京や大阪などの大都市圏との間で発言力の格差が広がる。トータルで考えたらかえって格差が広がってしまうことに気付かないのか?

 石破氏は命に代えても阻止しなければならない。何故なら彼は国防族であり農政族であり地方創生担当の閣僚だからである。何故なら過疎県の多くは大都市圏に農産物を供給しているし、鳥取や島根などは竹島が象徴されるように国境線も担っている。過疎県の力を減ずる政策に抵抗する宿命を石破氏は負っているのだ。

 仮に合区をしたところで、「一票の格差」が劇的に改善される訳ではない。そのうえ、県から議席が無くなれば明らかに発言力・政治力の低下だ。
 結果、数字上は微少ながらも一票の格差は縮まるかもしれないが、実質的に地方と大都市との政治的格差は広がる。
なぜマスコミや法曹界はこれを危惧しない? 大馬鹿者か、さもなくば何か大きな陰謀があるかだ。


 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト
[ 2015/07/10 13:12 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
232位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
104位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク