ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

百田尚樹氏よ、沖縄の二紙を潰せではなく、産経新聞「沖縄本社版」創刊をぶち上げれば良かったのだ! 近頃の現象[一一四三] 

読まれていないに等しい全国紙 
沖縄特有の新聞事情とは


 自民党の「文化芸術懇話会」では講師として招かれた作家の百田尚樹氏が「沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん」と発言し、波紋を広げている。ほとんどの都道府県には地元の新聞と全国紙があるものの、沖縄県ほど全国紙が読まれていない県は珍しい。いったいどういうことなのか? そもそも沖縄県は、本土と地続きではなく、1972年まで日本に復帰していなかったという特有の事情は無関係ではないのだが、沖縄の新聞事情を見てみよう。(THE PAGE)

【雑感】沖縄に限らず、郷土への帰属意識が強く東京一極集中に反発する「国」ほど地方紙は強いのだ。

 例えば我が郷里の高知新聞も論調は朝日に近く安倍政権の政策には批判的である。なにしろ前身は自由民権運動の指導者板垣退助が結成した立志社の機関紙だからだ。明治の頃は植木枝盛をはじめ民権運動の志士たちがコラムや論説を書いていた。
 現在でも高知県内の有力紙である。私も郷里に帰れば朝日や産経よりも高知新聞を読む。もちろん今回の安保関連法にも反対の立場だ。

 東京政府への反発が強い日本最大地域は私が現在すんでいる大阪なのだが、ミニコミ紙は多い反面、大阪世論に強い影響がある地方紙は残念ながら無い。経済規模からいって有力地方紙である北海道新聞や中日新聞以上の規模を誇る全国紙なみの新聞があってもよさそうなものだが。学生時代の友人が大阪の地方紙に記者として就職したのだが、残念ながらコンビニ・駅売店ではあまり見かけないので申し訳ないが存在感が無かった。
 この場合、地方紙が弱いというよりは、朝日・毎日・産経・読売などの大手各紙は大阪にも本社と印刷工場を置いているためだ。もちろん、紙面構成は東京本社版とは違う。つまり私が読んでいる朝日と産経は全国紙であると同時に「大阪の新聞」でもある。

 ここまで言うと結論は簡単だ。百田氏らがとるべき善後策は沖縄の二紙を潰すことではない。経済界を動かして、百田氏らと主張が近い産経新聞に「沖縄本社」を設置してテコ入れを謀る事しかないのだ。沖縄県民にとっても「二紙を潰す」では不穏当で神経逆撫でだが、産経などの「沖縄本社版」が増えるとなれば情報摂取の選択肢が増えるので悪いイメージは薄い。
 アメリカや琉球政府でさえも潰さなかったのに、それを今まで大阪を拠点に言論と表現の自由を享受して現在の地位を築いてきた百田氏が自由で民主的な保守政党と一緒になって潰すを連呼するとは自己矛盾も甚だしい。
 嫌な存在でも許容するのが自由主義陣営の民主主義国家の建前だ。それが嫌なのなら、自由のない国で暮せばいい。


 何度もいうが、百田尚樹氏は自由で民主的な日本の恩恵を受けながら、朝鮮労働党の幹部たちと同じ精神状態になっている。日ごろ反戦や反差別を連呼している左派活動家の知人は酒の席で「産経新聞は弾圧して発禁じゃ」と怪気炎をあげた。これも私が左翼から足を洗うきっかけの一つとなったが、百田氏はそやつらと全く同じレベルだ。恥を知れ。
 

 
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[ 2015/07/12 13:24 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(2)
なにしろドラゴンズファンが多いし 奥様方も近所の安売り情報はチラシからなので チラシの量で判断なさる。
新聞もTVもないとそういうことには疎くなるが 物欲は確実に衰退していくので断捨離にはお勧めです 
ところで沖縄の新聞が偏向しているというなら 正しい情報を届けられるようにすればよいのであって 情報は多方面から比較できる状態にしてこそ意味があるというものだと思う。百田氏の著作はいくつか読みました。 語り口も話も面白いので引き込まれるのだが 自己犠牲の話が続いたのでちょっと飽きました。 
[ 2015/07/14 21:29 ] [ 編集 ]
amaria氏へ

 中日新聞は地方紙の中でも元気が良いですね。球団を持っているほどですからただの地方紙ではない。

 それに比べて西日本随一の経済圏を形成している割に大阪の地方紙は小粒です。本来なら中日新聞や北海道新聞級の地方紙があっても良いくらいなのにありません。
 やはり本文にも書きましたが、大手各紙が大阪にも本社を置いて大阪本社版を発行しているので、地方紙は小粒になってしまうのです。

 政治に首を突っ込みすぎると作品は面白くなくなります。小林よしのり氏も「ゴー宣」を描くようになってからギャグのキレが無くなりました。

 百田氏には失望した。クリエイターが「潰せ」などと言ってはいけない。クリエイターの敵である悪書追放運動の連中と同じ発想です。規制や禁止を叫ぶ事しか能が無い。百田氏はかりにも物書きで、物を創造する立場、作り手だ。
 産経新聞に乗り込んで沖縄にも本社を置くよう強訴すれば良かったのです。産経も百田氏の言う事ならやるやらんは別にして聞く耳は持つでしょう。


> なにしろドラゴンズファンが多いし 奥様方も近所の安売り情報はチラシからなので チラシの量で判断なさる。
> 新聞もTVもないとそういうことには疎くなるが 物欲は確実に衰退していくので断捨離にはお勧めです 
> ところで沖縄の新聞が偏向しているというなら 正しい情報を届けられるようにすればよいのであって 情報は多方面から比較できる状態にしてこそ意味があるというものだと思う。百田氏の著作はいくつか読みました。 語り口も話も面白いので引き込まれるのだが 自己犠牲の話が続いたのでちょっと飽きました。 
[ 2015/07/15 01:28 ] [ 編集 ]
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