ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「弾薬と武器」の定義をめぐってウッカリTwitterで議論してしまった。やはりTwitterは議論に向かない。 晴雨堂の晴耕雨読な日常[二一〇] 

ミサイルも「弾薬」 
防衛相発言、提供の想定は否定


 安全保障関連法案を審議する4日の参院特別委員会で、中谷元・防衛相は、他国軍への後方支援で提供可能な「弾薬」の定義について、ミサイルも含まれるとの考えを示した。中谷氏は、実際には他国軍へのミサイル提供は想定していないと述べたが、殺傷能力の高いミサイルの提供を法律上認めることに野党から批判が出ている。(朝日新聞デジタル)

【雑感】実はこの話題を巡ってTwitter上で後味の悪い会話をしてしまった。

 プロのジャーナリストを標榜されている方から、「いま国会で弾薬と武器の定義でもめているようやけど訳わからん。誰か教えてくれや」という趣旨の発言があった。
 その方とは過去のやり取りで多少見解が近い部分があり私はフォローした。特に「相手を短兵急に判断して罵り否定するようなことはあってはいけない」という趣旨の姿勢には大いに賛同したものだ。
 ところが先方は何故か穏当を欠く発言を私にぶつけて議論を中断された。(あくまで私から見た印象。たぶん、相手は別の絵を観ていることだろう)

 教えてくれというので、私は善意の第三者として通常の定義をまず説明した。弾薬とは弾丸と火薬をセットにした物(余談1)と。ところがその御仁は納得できないのか、「それも武器でしょ」と言って同様の質問をたたみこんでくる。
 もし私が先方の立場なら「それは軍隊が使う定義で、民間人にとっては弾薬も武器です。では核弾頭ミサイルも弾薬といわれたら納得するのですか?」と切り返しただろう。ところが御仁は「よく判らない。それは武器やで」と同様の質問を繰り返すばかりだった。

 同様の質問を繰り返されると悩んでしまう。なぜこの最初の説明で解らないのか? なぜ話の初めで足踏みが続いてしまうのか?
 厄介なのは、質問を装って絡んでくる「論破好き」がいる。本当にこの人は弾薬と武器との定義を聞きたくて質問しているのだろうか?
 御仁はもしかして軍事というものを完全否定する考えの平和主義者ではないか? だから弾薬と武器の違いもどーでもいいから「わからない」を言っているのか?
 その事をぶつけて観るとともに、国会の状況に対する私見を述べた。私見とは「野党は安保が通過する事を前提に条件闘争をしている」である。
 御仁は気を悪くしたのか「私の立場は御自由に判断してくださいな。私はあなたより軍事を知っている。いま日本は亡国の挙に出ようとしているのにお前は何考えとんねん」という趣旨の言葉をぶつけてきた。
 私はすぐさま「私が喧嘩腰に見えたのなら御容赦」と謝り、「イラついても事態は好転しない」と注意したら、もはや返事はなくなった。

 御仁はブロックをしていないので私を蛇蝎のごとく嫌っているわけではなさそうだが、こんな終わり方は御仁自身が嫌っていたはずなのに、自分の事になると思考停止になってしまうのか・・。それとも私の発言がよほど癇に障ったのか。
 それに「私はあなたより軍事の事を知っている」と言われても、私は一介の旋盤工で相手はプロのジャーナリストを標榜するほどだから知識人なのだろう。私が旋盤で鉄鋼チューブを加工して出来上がったものをノギスや3点マイクロでチェックしている間に御仁は仕事として資料を読んだり取材したりと情報を集めている訳だから、比較にならない。当たり前の事をお偉い知識人が路傍の旋盤工に言われても醜い知識人風を吹かされているように感じてしまうだけだ。(因みに現在の私は旋盤の仕事から離れている)

 はっきり言って質問の仕方が曖昧だ。本当は何が知りたいのか、何が解らないのかを言うてくれないと、こちらも善意で答えているのだから。
 御仁の知識と能力なら状況は私以上に「把握」しているのだろうから、自分が知ってるくせに質問してくるなど私にとっては無礼千万迷惑な話である。そんな暇があれば、さっさと丁重に謝辞を言って会話を中断し、志高い人らしくさっさと自分の仕事に集中するべきだ。
 加えて、なぜ人民に奉仕しているはずの共産党や社民党の勢力がイマイチ伸びないのか、なぜ安倍自民党が今でも勢力を保持し多くの支持者やネトウヨが取り巻くのか、そういう知識人風を吹かすところが原因ではないのか?
 映画「七人の侍」での侍と農民の関係、「荒野の七人」でのアメリカのガンマンとメキシコの貧農の関係に似ているかもしれない。もちろん、私は確実に農民の側だ。

(余談1)通常、弾薬とは弾丸と炸薬をセットにしたモノを指す。つまり拳銃や小銃などに込める弾をさす。弾丸を飛ばす拳銃や小銃は武器と呼ぶ。中谷元氏は元陸上自衛隊の「将校」らしく通常の定義を国会で述べた。
 後方支援で「弾薬の補給のみ。武器支援はしない」といえば、弾は与えても小銃や機銃の譲渡はしない。もちろん戦車や軍艦の加勢もしないとなるのだが、弾薬の定義を馬鹿正直に当てはめるとミサイルも核弾頭も弾薬に分類されてしまう。
 日本は一応非核三原則をとっているようだが、それは建前であることはほぼ国民全員の認識である。今回の法案では、いよいよ米軍の核弾頭を自衛隊が輸送する事が暗黙から堂々と満天下の明文法化されてしまうし、将来的に現憲法下でも解釈変更によって自衛のための核武装が可能になる。
 米ソ対立期は核兵器は国連常任理事国を務める超大国のみが保持している状態であったが、今やインドもパキスタンも北朝鮮も核を持っている。ここまで拡散してしまったら、解釈変更も理論上は可能になる。
 たぶん、私以上に状況を掌握していると言い切るあの御仁なら、この程度の読みはとうにしているはずだし、だから質問なんぞ無駄な動作だ。無駄な動作をするという事は危機感も私と同レベルだろう。

 当初、私は野党が「弾薬と武器」との定義をめぐって条件闘争をやっていると思っていたが、どうもそうではなく、まだ中谷防衛相に突っ込みを入れている段階のようだ。


 
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