ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

徴兵制問題、現状では安倍総理の言う通り無い。しかし近い将来なら可能性はゼロではない。 近頃の現象[一一六〇] 

安保法制 「徴兵制」は
本当に将来導入されることはないのか?


 安全保障関連法案の審議が、参議院でも始まりました。「集団的自衛権」が憲法解釈の変更によって可能とされることから、徴兵制についても同じように可能になるのではないかという議論が、衆議院から引き続いて行われています。7月5日にも、民主党が安全保障関連法案への反対を説明するパンフレットで、「いつかは徴兵制?募る不安」といった見出しをつけ、直後に修正したことも話題となりました。安倍首相は、答弁の中で「徴兵制の導入はまったくあり得ない」と明言していますが、将来的に、憲法解釈の変更によって徴兵制が導入される可能性はないのでしょうか。(THE PAGE)

【雑感】仮にいま徴兵制導入の法案が提出され審議入りしたとすれば、いま国会を包囲している反安保デモ以上の騒動になるだろう。いまの中高生が徴兵の対象になるので、少年少女たちにとって「死」が身近に迫る。多くの未成年者がデモを繰り広げる可能性がある。

 それ以上に、小さな子供を持つ夫婦が蜂の巣を突かれた蜂のように騒ぎ出す。今は産めよ増やせよの時代ではない、少子高齢化で子供の数自体が少ないのだ。晩婚晩産で生涯で産む子供の数は1人いるかいないかの状況になりつつある。不謹慎な言い方をあえてすれば、子供の価値は戦前より遥かに高額になっている。
 私は10年ほど前に市民運動から足を洗っているが、もしそういう議論になると再び運動の世界に入るだろう。前回は友人の義理で不本意ながら入ったが、次は正味自分の戦としての参加になる。3歳の息子が近い将来対象になるかもしれない懸念がある。


 右派市民側の多くは徴兵制復活を叫ぶ左派市民たちを軽蔑の眼差しで「そんな事はあり得ない。悪質なデマを流すな」と主張している。本当に徴兵はあり得ないのか?
 
 行政側から見た場合、果たして徴兵制導入はできるのかどうかだが、現状では負担があまりにも多すぎて現実的ではない。徴兵年齢に達した国民を手続して検査して施設へ送る。施設で「新兵訓練」を実施する。それにかかる人件費は莫大なものになる。
 事務処理や検査をする公務員の確保も大変だが、現代戦はハイテク戦になっており、兵士として使い物になるまでには多くの時間と労力と金銭を払っての教育を施さねばならない。

 むかし、知人からこんな話を聞いた。「俺の伯父さんが陸軍の砲兵隊の下士官やっていて、数学が得意でサイン・コサインやりながら、『これができないと砲兵はつとまらんのや』と自慢していた」
 数学が嫌いな私はその話を聞いて自分は大砲むりやな、と思った。第二次大戦の段階でも技能のいる兵科がたくさんある。ましてや現代の軍隊となるとハイテク機器だらけで大変だ。
 子供の人口が少なくなっているうえに、兵士一人一人にかかる費用も高騰。そのため国内で地上戦が展開される心配の少ない先進国の大半は徴兵制を廃止している。

 合理的に見て、明治から昭和の敗戦まで続いた徴兵制が全く同じ形で復活する事はありえない。ただ、あからさまな徴兵はないとは思うが、貧困層の若者や奨学金で大学に通う学生をターゲットに勧誘は激しくなるだろう。
 ホリエモンが「デモに参加する若者は採用しない」といった趣旨の発言をしてTwitter上で批難されているが、その理屈でいえば自衛隊に体験入隊した者は内定もらえやすくなるとか、あるいは自衛隊に製品等を納めている関連企業などからは社員や内定者を予備自衛官として教育するとか、そういった方法で裾野を増やす手はあるだろう。
 あるいは自衛隊も昔でいうところの軍幼年学校のような施設を拡充していき、専門学校や職業訓練校のような役割を果たしたり、一定期間勤めたらアメリカのように大学への推薦入学ができるとか、そういったライトな形でなんとなく徴兵がはじまるかもしれない。

 そして徴兵制反対の声が大きくマスコミに取り上げられているが、その一方で賛成の声もジワジワ大きくなっている。私の身内が賛成派なのだ。昔から自民党支持のタカ派の父が賛成なのは仕方がないが、今まで革新系を支持していた姉が賛成に転じた。大学で教員をやっている姉は以前から学生の質の低下をボヤいていた。「徴兵制を復活させて、若もんにガツンと活を入れたらなあかん」と言うとは思わなかった。それも私の幼い息子がいる前で。前述のなんとなく徴兵の需要ができつつある。
 民主党政権の大コケによるリバウンドの影響は小さくない。


 
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[ 2015/08/08 23:16 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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