鶴瓶やSMAP中居も
芸能人「安保反対」大合唱のインパクト ひょっとしたら、これがトドメになるのではないか。芸能界から公然と安保法案反対の声が上がり始めている。
衝撃を与えているのは、4人組「SPEED」の今井絵理子(31)が終戦記念日にツイッターで発したこの発言だ。
「今の日本の流れを拝見すると、どこかプチ戦争なら賛成!みたいに見えるのはわたしだけでしょうか?」
SPEEDは90年代後半にミリオンセラーを連発した人気グループだ。今井の発言を受けて、30~40代のファンを中心に「安保法案NO」の声が急速に広まりつつある。
笑福亭鶴瓶(63)の発言も強烈だ。今月、フジテレビ系列の東海テレビの番組に出演した際、安保法案について「絶対あかん」と一刀両断。「だいぶアメリカに乗せられて、後方支援、後方支援と言っているけれど、せんでええねん。したらあかん」「今の政府がああいう方向に行ってしまうのを、止めなくてはダメ」と主張した。
さらに、SMAPの中居正広(43)である。今月2日に高校生ら5000人が渋谷で安保法案反対のデモを行ったことについて、フジの番組で「若い子が声を上げるのは、ぼくはいいことだと思う」と評価し、「この70年間、日本人って戦地で死んでいないんですよ。これってやっぱり、すごいことだと思う」と語った。
3人のほかにも、長渕剛、タレントのSHELLY、女優の渡辺えり、演出家の鴻上尚史らが「安保法案反対」を表明している。芸能評論家の肥留間正明氏が言う。
「人気商売である歌手やタレントにとって、ファンを失うリスクがある政治的発言は“タブー”とされています。だから、よほどの“大御所”かベテランでもない限り、芸能人は政権批判はもちろん、冗談でさえ政治的な話題を口にしません。ところが、鶴瓶やSPEEDの今井は、安保法案に毅然と反対しました。彼らなりに覚悟を決めて言葉を発したのでしょう。老若男女に幅広い人気があるタレントだけに与えるインパクトは計り知れません」
不利益を被ることを承知の上で発した“覚悟の発言”だけに重みがある。若者たちの反対デモはますます盛り上がり、「安保法案NO」の動きはどんどん強まりそうだ。(日刊ゲンダイ)【雑感】普通、芸能人は政治的発言は控える。反原発運動にのめり込む山本太郎氏に対して津川雅彦氏が「ニュートラルでないといけない」と苦言を呈したことがある。政治的な色が着くと仕事の幅が狭くなり、それは様々な役を演じる事を生業としている俳優として損だという。
ただ、反原発しかり、今回の反安保しかり、もはや左右は関係ない。左の立場だけでなく右の立場でも原発再稼働や安保改正はおかしいのである。
ネトウヨ諸君は「反日」「左翼」のキーワードで罵詈雑言並べるが、それは見当違いも甚だしい。反安保的な発言をした芸能人の中には
長渕剛氏(余談1)のようにタカ派とみられていた者もいる。その意味を考えねばならない。
仮に安保が必要だとしても手順がおかしいのだ。
憲法違反の疑いをかけられている上に、国家の大事を国会で審議する前に異国の議会で口約束している状態はやはり異常だ。安倍総理は国家の主権を蔑ろにしている。アメリカ合衆国日本自治領の知事に成り下がった事を認めたに等しい。
法治が脅かされている。今回の安保を変えるのであれば、まずは憲法9条を変えてから行うべきだろう。国民の「理解」が進めば9条の改正も可能だ。
憲法解釈の変更で済ませるのであれば、憲法の有名無実化であり無法をはびこらせる。かつて統帥権の拡大解釈で帝国憲法を有名無実化した愚挙の二の舞だ。
(余談1)稀代の女性マーシャルアーツスター志保美悦子氏を娶って表舞台から退かせながら、おニャン子出身の女優に手を付けるとはケシカランと思っていたが、見直した。
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