ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「相棒 season14」 冠城君、なかなか良い味だしとるやんけ。 TVドラマ評[七十六] 

相棒」第2話17・6% 高視聴率をキープ

 水谷豊(63)反町隆史(41)が新コンビを組んだテレビ朝日系「相棒 season14」の第2話が21日放送され、17・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが22日分かった。初回から0・8ポイント減だったが、高視聴率をキープした。

 第2話は反町演じる冠城亘(かぶらぎ・わたる)の旧友の刑事が遺体で発見されることから物語が展開。宅間孝行をゲストに迎えた。(日刊スポーツ)


【雑感】反町隆史という俳優は嫌いな俳優の一人だった。
 「蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜」のテムジン役でせっかくモンゴルのロケに出張りながら「主演なので体を壊すわけにはいかない」と日本料理ばかり食べていたり、「日本のシンドラー杉原千畝物語 六千人の命のビザ」ではリトアニアでロケしながら日本語で演技してたり、「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」の不自然な発声で織田信長を演じていたり、「男たちの大和/YAMATO」では一人エエカッコして海軍第三種軍装の襟を立てていたりと、悪いイメージだらけだった。

 しかし、この「相棒」の冠城亘役は好印象で観ている。シリアスさと剽軽さのバランスが取れた演技をしているし、信長役や「GTO」の鬼塚教諭役などに見られたどこかに不自然な演技、良く言えば肩に力が入り過ぎた演技、悪く言えばエエカッコしいのところが無くなったように感じた。

 それから杉下右京との緊張感ある対等に近いパートナーシップという設定も新鮮味があって好印象である。
 従来の「相棒」はホームズとワトソン的な定番コンビだった。抜群の知性をほこり少し変わり者の主人公と知性は主人公に劣るが常識人の助手という形式である。漫才のボケ役とツッコミ役にも似ている。杉下警部と亀山巡査部長がその定番中の定番のコンビであり、この無難なコンビから「相棒」がスタートした。
 その後、杉下警部の相棒は2代目の神戸尊警部補や3代目の甲斐享巡査部長と若干のバージョン変更があるものの基本は杉下の部下で助手のポジションの範囲である事に変わりは無い。

 ところが今回の冠城亘は法務省のキャリア官僚で変わり者、つまり杉下より歳が若いが知力もキャリアも組織内の立ち位置も似た者同士、これまでの「相棒」と違ってかなり対等に近いパートナーシップをとる事になる。
 そして物語のほうも、今のところ対等に近い緊張感ある関係で展開している。冠城杉下の助手ではない。それどころか今回は冠城が捜査の主導権を握り杉下は冠城に利用される友軍の位置づけだ。そしてこの2人を中心に、関係者たちは各々の利害関係から利用したり危害を加えたり、まだシリーズ佳境ではない平凡なエピソードのはずなのに緊張感のある政治的物語になっている。

 ただ、こういった物語の制作は脚本家の筆力がいる。定番コンビであれば杉下に好き勝手な活躍をやらせるだけでいいのだが、杉下・冠城双方に魅せ場をつくり火花を散らせるようにしなければならない。
 例えば同じテレ朝ドラマの「臨場」では最初こそ主人公倉石検視官と立原管理官との激突が見られたが、物語が進むにつれて立原管理官の影が薄くなり倉石のペースに乗せられ言いなりのような感じになっていった。

 杉下・冠城の「良好な関係」は終盤までもつだろうか?


 
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