ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

今日の晩御飯(71) ハヤシライス。 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[百九十九] 

久しぶりのハヤシライス

ハヤシライス

【雑感】上記写真は今週火曜日に撮影したものである。中華鍋を使っているので、当ブログの古い読者は私が作っていると思うかもしれないが、調理は連れ合いである。私は具材の玉葱を刻んだだけだ。
 この手の料理になると私はつい「スパイシー」に作ってしまうので、辛い物が苦手な連れ合いは3歳児の息子のためという大義名分で私に作らせない。この日も玉葱を刻んで、さあ炒めようかな、というところで連れ合いが「後は私がやる」と中華鍋を奪ったのだ。

 平素は一汁一菜か二菜の質素な食事をしているので、ハヤシライスでも豪華に思える。そういえば、ハヤシライスは久しぶりだった。(余談1)
 我が家の人気メニューはカレーライスである。どちらかといえばハヤシライスは人気が無い。余った食材を処分する料理として、平素の質素な食卓にアクセントを入れるため、カレーライスをよくつくった。カレーライスでなければ麻婆豆腐をつくって丼飯にしたものだが、香辛料にまだ慣れていない幼い息子に考慮して以前よりは作る頻度が少なくなった。

 今回のハヤシライスもそういった事情が絡んでいる。カレーにすると、私が食べるカレーと息子が食べるカレー二通り作らねばならない。その点、ハヤシライスならそんな気遣いはしなくていい。それだけに連れ合いはかえってカレー以上に警戒したのだ。

 好き嫌いの無い私なのだが、子供の頃はどちらかといえばハヤシライスは嫌いな料理だった。カレーライスだと思ってワクワクしながらパクついたら変な味がして拍子抜け、という体験がハヤシライスの思い出である。
 私の辛い物好きはかなり幼い頃からで、小学校低学年の段階で中辛のカレーを食べていた。寿司もサビ抜きしていないものを好んだ。父母はそんな私に刺激物はよくないと叱ったことがあったが、いつしか味付けに子供用・大人用に分けなくて楽と思うようになったのだろう、カレーも辛口になっていった。

 私の香辛料好きは単に辛い物好きというだけではない。香辛料は肉や魚の臭みを消してくれる。
 幼少期を戦中戦後を過ごした世代の父母にとっては食卓に肉が出るだけで御馳走という感覚が消えないせいか、はっきり言って肉を使った料理は不味かった。私は今でもあの獣臭が苦手だ。
 カレーが好きなのも肉の臭みが強烈な香辛料で消えるからでもある。ところがハヤシライスでは臭みが残っている場合が多かった。見た目がカレーもどきというのが余計に拍車をかけて嫌いにした。

 ハヤシライスがそこそこ好きな料理の一つになったのはいつの頃からなのか? やはりチャリンコ旅行に行くようになってからか。
 小学校高学年ごろから水泳やサイクリングをやるようになり運動量が増すにしたがって肉への抵抗感も和らいだ。チャリ旅行になると食事もかなり制限されたものになり、飯盒飯に味噌汁をぶっかけたものを毎日食べるようになる。たまに食事のアクセントをつけるためレトルトカレーをぶっかけるのだが、旅が長期になるとそれも飽きてくる。
 そこで試しにレトルトのビーフシチューを飯にかけて即席のハヤシライスのようなものにして食べたら、それが非常に美味かった。ハヤシライスが不味いという偏見が崩れた瞬間だった。

 今ではハヤシライスは好きな料理の一つになったが、しかしカレーほどには食欲を増進させる力が無い。カレーであれば3杯くらいおかわりをする事も多々あるのだが、ハヤシライスは1杯で充分、あまりおかわりはしない。
 カレーや麻婆豆腐であれば上記写真程度の量は1日で完食なのだが、まだ食べきれていない。おそらく今日の晩御飯もハヤシライスになるだろう。

(余談1)ハヤシライスのルーツについては諸説ある。上野精養軒の林さんが作った説や丸善の早矢仕有的さんが考案した説などなど。
 総合すると概ね明治に西洋料理が日本に入り、ハッシュドビーフやビーフシチューの類を飯にかけて賄い料理とした事が始まりのようだ。

 昔の知人の中には、ケチャップを入れなければハヤシライスではないと偉そうに言う輩がいたが、けっしてケチャップを入れなければならないというものではない。
 ケチャップはあくまで早く仕上げるために使う調味料、または赤ワインやドミグラスソースが無い場合の安価な代用品なのである。問題の知人は変なこだわりを持っている割に料理の歴史や文化には無知だった。指摘してやると黙りこくった。
 都合が悪くなると話をすり替えたりダンマリを決め込む輩がけっこうコダワリ人間に多い。 


 
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