ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

ドイツに行ってきた!(5) 12月30日はケルン大聖堂。 晴雨堂の晴耕雨読な日常[二四六] 

ケルン大聖堂だ!

ケルン大聖堂。
天を突き刺すようなゴシック様式の世界遺産、ケルン大聖堂

【雑感】ケルンまで来たらやはり見ておかなければならない世界遺産である。このゴシック様式の建物としては世界最大らしい、日本語の表示看板もあった。詳しい解説はウィキペディアなどのネット情報に譲るとしよう。

 上記写真の向かって左側の塔に足場が組まれている。姪っ子の彼氏F氏の話によると修復工事は常態化しているらしい。絶えずどこかで修理が行われている。よく見れば、石組のところどころのパーツがブチみたいに白い。新しい石材をはめ込んだ後なのだろう。

 ケルン大聖堂というとローマカトリック教会がミサを行うキリスト教の一大拠点であるはずなのだが、大聖堂前の広場で聞こえてくるのはトルコの民族音楽だった。広場でトルコ人風の大道芸人?ストリートミュージシャン?が演奏しているのだ。中近東の音楽が響き渡るキリスト教の保守的な様式聖堂とは、なんだか奇妙な気分である。日本に例えたら、伊勢神宮で賛美歌が響くようなものか。
 そういえば、ドイツというとゲルマン民族の国というイメージが強いが、市内はトルコ人風の人がよく目立つ。男性は判りづらいが女性はスカーフを頭に被っている。通行人やスーパーのレジ係など多い。そういえば映画「帰ってきたヒトラー」にもクリーニング店で店番しているトルコ人女性と掛け合い問答をするヒトラーの姿があった。
 F氏の話によれば、シリア難民はまだケルンには来ておらず、一連の騒動は遠い所の出来事みたいだそうだ。多くはバイエルン州の各自治体に割り振られて保護されているとのこと。

 さて、いよいよケルン大聖堂に入る。入るなり私と同世代くらいの赤い僧衣を着た髭の男性に「Sir!」と呼び止められた。やや怖い目つきで私を睨みながらゼスチャーで帽子を取るよう注意している。神聖な場所に無礼にも帽子をかぶったまま入場していたのだ。いつもはTPOは心得ているつもりなのだが、私としたことが・・。
 写真撮影は好きなだけやってもいいらしい、他の観光客はパシャパシャとフラッシュ焚きまくっていた。

ケルン大聖堂のステンドグラス。
大聖堂で最も古いステンドグラス、らしい。

 大聖堂といえば、天を突き刺すような巨大な石のゴシック建築と特大ステンドグラスである。たしか第二次世界大戦の戦火でかなりのグラスが破損したと聞いているが、これはいつごろのものだろうか? F氏は最も古いステンドグラスと言っていた。
 これ以外は、聖母子像?など宗教画のようなステンドグラスが並ぶ。

ケルン大聖堂の円柱
ステンドグラスから差し込む 
七色の光が円柱を照らす。

 ステンドグラスは単なる窓ではない。参拝者たちに畏怖と神々しさを抱かせるための演出装置だ。とりわけこれほどの歴史的建造物と天井の高さと巨大な窓から差し込む光は凄い。
 上記写真の円柱に照らされる荘厳な光の演出は巧く計算されている。不謹慎な言い草になるかもしれないが、宗教儀式や宗教施設はエンターテイメントだ。

床のモザイク。
青銅内部の床はモザイク画で敷き詰められている。

 モザイクの床といえば古代ローマを思い浮かべるが、こうした中世の大聖堂もローマの文化を受け継いでいる。前に紹介した円柱もローマにありそうな形状だ。
 このモザイクは螺鈿(らでん 貝殻の裏の虹色に光る部分)を使っているのだろうか? もっと凄いモザイクの床画があったのだが、人が多すぎて撮影を断念した。人が少なくなったところを見計らってシャッターをきろうとしたのだが、あまりのんびりし過ぎるとF氏たちに迷惑がかかる。F氏と姪っ子は私が迷子にならないよう道中ずっと気を遣ってくれているからだ。

大聖堂近くの喫茶店。

 大聖堂をあとにすると、姪っ子おすすめの喫茶店に入った。正確にはカフェレストで、本格的な料理やビールも楽しめそうなのだが、ここは皆に倣ってケーキと珈琲を注文した。
 チップ制に慣れていない私たちのためにF氏が巧く勘定してくれた。そのせいかどうかは判らないが、美人のウエイトレスがいつもニコニコして優しかった。姪っ子のいうには「いつもこんなに愛想よくないで」らしい。
 ケーキは安い。たぶん、ショートケーキ一皿は日本の2分の1以下だろう。しかも量は日本より倍の大きさ。実質3分の1から4分の1の価格なのか?
 姪っ子いわく、「ドイツ人は質より量。これくらい食べないと気が済まない」
 私にはどれも美味かったが。


【追記】ドイツ旅行の期間は報道から隔絶された状態だった。帰国してニュースを見て驚いた。なんと!大晦日のケルンで大規模な強盗婦女暴行が展開されたらしい。組織的な犯罪で、10代20代のドイツ人女性が狙われたそうだ。
 この事件はさっそく「ケルン大晦日集団性暴行事件」というタイトルでウィキペディアに記されていた。
 1つタイミングがくるっていたら、我々も巻き込まれた可能性がある。(2016.01.12)

【追記】騒動の発端は帰宅が遅れた13歳の少女が言い訳についた嘘が尾鰭ついて大騒動になったとのニュースが届いた。調査の結果、少女は暴行もレイプもされていない。
 たしかに、このケルンのニュースは現地では耳にせず日本に帰ってから知ったので変な感じがしたのだが・・。
 何を信用したらエエねん!
 ただ、ケルンの大晦日騒動自体は事実のようだ。(2016.02.02)


 
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見事なステンドグラスですね!
それを直にみることができるなんて、うらやましい
ですねー。
それにケーキも美味しそう!ミカエルさん、ほんと
に良い体験をしましたね。

ニュースではデモ隊と警官隊が衝突した騒動に
なったらしいですが、巻き込まれないで無事帰国
できて幸運でした。
姪御さん、今後十分ご用心されますように。
[ 2016/01/11 20:21 ] [ 編集 ]
A君へ

 連れ合いとその親戚に大感謝です。行けるとは思っていませんでしたから。

 ドイツ人の平素の生活を見ていると、少佐はかなり大食いですね。いや、部長が食べる生クリームの量は半端がない。

 ケルンは平穏な場所と思っていましたが、どうもそうではないようです。治安はヨーロッパの中で良いほうで、ガイド役をかってくれた姪っ子とその彼氏のおかげで道中は全く不安ではなかったのですが、まさかあの後で大変な騒乱になっていたとは。

> 見事なステンドグラスですね!
> それを直にみることができるなんて、うらやましい
> ですねー。
> それにケーキも美味しそう!ミカエルさん、ほんと
> に良い体験をしましたね。
>
> ニュースではデモ隊と警官隊が衝突した騒動に
> なったらしいですが、巻き込まれないで無事帰国
> できて幸運でした。
> 姪御さん、今後十分ご用心されますように。
[ 2016/01/11 21:33 ] [ 編集 ]
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