ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

ドイツに行ってきた!(10) ドイツのレストラン。 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[二〇四]  

マールブルグのレストラン。

マールブルグのレストランにて。
手前は焼魚、その隣はシュニッツェルとジャガイモの餅。 
ドイツに来てから肉とパンばかりだったので 
F氏は気遣って魚料理や野菜が多い料理を注文してくれた。

【雑感】ドイツに滞在中、食事の多くはH氏宅でお世話になったが、一度だけマールブルグの小奇麗なレストランに入ってテーブルに落ち着きゆったりと食事をした。
 上記写真の料理はレストランで注文したモノの一部である。これ以外に3品ほど注文して5人で小分けながら食べた。姪っ子の話によるとドイツ人は1つの料理を友人たちで分け合いながら食べる習慣は無いそうである。もっとも日本でもそんな習慣は一般的ではないが、私のような貧乏人は料理を複数注文して皆で箸を突きながら食べた方が色んな料理を安い値段で楽しめる合理的かつ経済的発想からやっているだけだ。

 このレストラン、外見も内装も御洒落なのだが、店に入ると60歳くらいの小太り男性が独りビールを飲みながら店番をしているだけで客は他に居なかった。一瞬この店は大丈夫なのかと思ったが、陽も暮れて寒くなってきたので食事する事にした。
 角の窓際のテーブルについた。粋な席でクッションなども置いていて居心地が良い。メニューを見ると当然のことながらドイツ語なので訳わからない。日本のレストランでは殆ど写真入りなので読む必要が無いがドイツのレストランは字ばっかり。F氏に注文をお任せする。
 ただ、下記写真で紹介するビール欄だけは手に取るように意味が解った。(そんなにドイツビールが好きならドイツ語勉強せいよとの御批判が飛んできそうだ)

メニューのビール欄。

 上から順番に説明すると、クロムバッヒャー・ピルスのグラスとジョッキ。リッヒャー・ピルスナーのグラスとジョッキ、パウラナー・ヘェーフェ ヴァイスビアー にエルディンガー・ヴァイスビアーだ。
 日本で流通しているドイツビールは最も海外へ出荷されているブレーメンのペックスとアサヒビールがライセンス製造しているレーベンブロイの2銘柄だが、ドイツではクロムバッヒャーがよく目立つ。日本のビールに比べて麦芽とホップの芳香が豊かだ。リッヒャーマールブルグの地ビールでマールブルグ周辺でしか流通していないようだ。パウラナーとエルディンガーはバイエルンの濁り小麦ビール。
 ドイツ語に暗いがどんなビールであるかは手に取るように判る。(姪っ子たちから「ドイツ語勉強しろよ」と言われそうだ)

リッヒャー。

 私は迷わずリッヒャーのジョッキを注文した。なにしろ他のビールは日本の百貨店や輸入ビール専門店でも売っているし、天王寺公園や梅田スカイビルで催されるビールの祭りでも飲める。しかしリッヒャーマールブルグ周辺でしか飲めない。
 そういった事を力説すると姪っ子たちもリッヒャーのグラスを注文した。味はケルシュよりは味が濃くてホップの芳香を強く感じた。姪っ子たちは泡が美しくてなかなか消えない事に驚く。

 乾杯すると、レストランの親父も私たちに微笑みながら自分のジョッキにビールを注いで乾杯の仕草をしながら飲み始めた。注文した料理は大丈夫かなと心配し始めたときに、2階から奥さんらしき人が降りてきた。レストランの親父と同世代くらいの白髪の美熟女、厨房に入るなり手際の良さを感じさせる包丁の音や炒め物をする音や肉を叩いて伸ばす音が店内に響く。
 運ばれてきた料理はどれも美味い。ドイツで食べるドイツ料理というイメージに影響されているかもしれないが、若い頃にたむろしていた大阪ミナミのドイツレストランで食べた料理よりも美味い。

リッヒャーのエンブレム。
マールブルグの街で見かけるリッヒャーのエンブレム。注・食事したレストランとは別の店。

 ドイツの伝統的内装のお洒落なレストランに美味い料理、自然とビールがすすむ。ジョッキが空になるとレストランの親父はすかさず新しいリッヒャーのジョッキを持ってくる。結局3杯飲んだ。日本のピルスナーは味に大きな差は無い。さすがにヱビスとプレミアムモルツとスーパードライの違いは判るが、スーパードライと黒ラベルとキリンラガーの違いを瞬時に判断できる人は素人にはあまりいないだろう。しかしドイツのピルスナーはそれぞれに明確な個性があるから楽しいのだ。

クロムバッヒャーの旗。
ドイツ語を解さないのにクロムバッヒャーだと判ってしまう。 
後には伝統的な筋交いの建物が見える。 
レストランや土産物店がならぶこの一帯は伝統的な 
筋交いのある建物をかためて景観を保存しているようだ。

 街ではクロムバッヒャーのトレードマークが多かった。日本でドイツビールといえばペックスかレーベンブロイなのだが、ドイツ本国ではクロムバッヒャーの勢力が強いようだ。それからバイエルンの小麦ビールも人気が高い。(余談1)

 レストランで飲んで喰って清算の段になると今更ながら驚いてしまった。べらぼうに高いのではない。安いのだ。前述した大阪ミナミのドイツレストランで同じくらい飲んで喰ってをすると1人あたり1万円近い銭を払ったものだが、ここでは3千円程度なのだ。日本では安い居酒屋チェーンで少し飲む程度の値段。
 わずか3千円で豪華な気分にさせてくれるとは!

(余談1)H氏のお隣さん夫婦はバイエルンの小麦ビールが嫌いだった。


 
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