ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

第2085回「最近見た、オススメの映画はありますか?」 晴雨堂のオススメは「帰ってきたヒトラー」 と「キネマ純情」である。 

こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の山口です。今日のテーマは「最近見た、オススメの映画はありますか?」です。映画館に映画を見に行きたい衝動に駆られてます近くの映画館の上映作品一覧を見てどれが良いんだろ~とニヤニヤしている日々ですお家でも見たいので評判の良い作品をレンタルしに行こうかな~と考えております。あまり映画を見ない自分ですがたまに衝動的に見たくなってしまいますみなさんの、最近見た、オ...
FC2 トラックバックテーマ:「最近見た、オススメの映画はありますか?」



【雑感】残念ながら無い。映画鑑賞の機会自体がここ数年激減しているので、私のメガネに適う作品が制作されていたかもしれないが私は観ていない。

 なので、「最近見た」という条件ではなく、どうしても観たい未観作品なら答えられる。
 それは「帰ってきたヒトラー(ER IST WIEDER DA)」だ。

 原作者は私とほぼ同世代のドイツ人ジャーナリスト、既に日本語訳が刊行されており、もちろん既に読んでいる。ネット上の書評の中には「翻訳が良くない」とか「読みづらい」という文言を見かけたが、たぶんその御仁はヒトラーの著作にしてナチスのバイブル「我が闘争」の日本語訳を読んでいないのだろう。
 私のドイツ語会話能力は初級ドイツ語テキストの1ページ目程度なので原文を読んでも訳が解らない。が、独特の言い回しは原文に沿ったものという話を聞いた事がある。今回の「帰ってきたヒトラー」の日本語訳も「我が闘争」の日本語訳を参考にしたのではないかと思っている。

 タイムスリップ物には慣れているつもりだったが、この作品は新しい感動の連続だった。第二次世界大戦末期、総統官邸の地下壕で自殺をしたはずのヒトラーが目覚めたら2011年のベルリン市街の空き地だった、という場面から物語が始まる。
 奇しくもほぼ同じ展開で話が進む作品が日本にもある。黒江S介氏原作「サムライせんせい」、錦戸亮氏を主演にドラマ化されており、昨秋深夜枠で放送された。これは幕末の勤皇の志士武市半平太が切腹したとき、気が付けば切腹装束の浅黄裃姿のまま現代日本にタイムスリップしていた話である。
 出だしは両作品ともほぼ同じ。現代社会に戸惑うコミカルな展開もほぼ同じ。違うのは、両主人公とも頑なに持論を曲げないが、武市は現代日本に馴染めずひたすら元の時代に戻ることとを願っているのに対して、ヒトラーの方は早々と自分の置かれている状況を理解してヒトラー生態模写のお笑い芸人として成功し現代ドイツでの政界に復帰する事を画策する。

 奇しくも「サムライせんせい」放送開始とほぼ時を同じくしてドイツでも映画化作品が封切られ大盛況だったそうである。Trailer映像を見た事があるが非常に面白そうだった。



 ケルンに行ったとき、義従姪の彼氏に評判のほどを聞いた。「ああ・・それはとても良い映画です。私は観ていませんが」と些か拍子抜けする反応だった。
 彼は日本語を流暢に操る人である。将来は翻訳家になる事を目指し、大学では永井荷風を研究している程の人間である。私がたどたどしく「Oh ... es ist ein sehr guter Film. Aber ich gucke nicht.」と言うのとは意味が異なってくるだろう。私の場合は少ない語彙を並べてなんとか必要最低限の意思を伝達するのが精一杯なのに対して、彼はネイティブ並みに日本語が達者なのである。

 「私は観ていませんが」という言葉は素直に言葉通りなのか? それともメルケル首相支持の彼は個人的には良いとは思えないという意味なのか?
 それとも特に映画観賞に興味が無く、世間の評判を素直に言っただけなのか?

 なので余計に気になって観たいという欲求が強くなる。日本では今年(2016年)公開されるとギャガがHP上で発表しているが、詳細は判らない。
 この手の作品、たぶん近所のシネコンではやらないだろう。


 それからもう一つ、これを推薦しておく。井口昇監督作「キネマ純情」、主演はデビューして間もない女優アイドルユニット「ノーメイクス
 企画から資金集めとユニット結成と展開は、B級映画ファンの私にはたまらない感動の経緯である。昨年の5月からノーメイクスたちのフォロワーになった。メンバーそれぞれアイドルらしからぬ曲者ぞろいスペシャリストぞろいで面白い。当初はまるで友達のようなノリで場末の末席ファンである私にも返事をくれたが、忙しくなると物理的にできなくなるだろう。
 無事に完成して今年(2016年)3月12日から全国順次上映予定だ。大阪でも社会派・文藝作(想田和弘監督「選挙」も上映された)からポルノまで幅広くマニアックな映画を上映する事で知られる大阪十三第七藝術劇場で公開が決定した。詳しい日程は未定のようだが、私は観に行く。



 いずれも、観たい映画は近所のシネコンでは上映しそうにないものばかりだ。


 
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