石田三成が「忠義心No.1」をアピール?
ゆるいBGMが癖になる
“昭和風CM”滋賀県が公開 滋賀県が、戦国武将・石田三成とコラボしたプロモーション企画「石田三成×滋賀県」のCM動画をYouTubeで公開している。
少年が「武将なんてどれも同じでしょ?」と話すところから動画がスタート。昭和のテレビCMを思わせるBGMとともに、「武将と言えば石田三成」と女性の声が入り、通販番組の電話番号のように「1560(イチゴーロクゼロ)滋賀県生まれ」と続く。
さらに別の女性が登場し「配下に寝首をかかれないか心配で……」と困った顔を見せると、同様に「配下にするなら石田三成」とのアナウンスが流れる。その後、石田三成に扮した人物が「忠義心No.1宣言」とPRし、昭和風のフォントで「正しい理念で、すてきな治世 石田三成」とキャッチコピーを掲げる。
動画の最後には、滋賀県観音寺の「三献の茶」という架空の商品も紹介。石田三成が豊臣秀吉をもてなした「三献の茶」の逸話にちなんだもので、画面右上には「ぬるい・あつい・超あつい」とも書かれている。
石田三成と滋賀県の魅力を発信するプロジェクトの一環。同県のページによると「近年ゲームなどをきっかけに人気を集め、NHK大河ドラマ「真田丸」でも活躍が期待されている」とし、三成と同県を結びつけたイメージアップ、認知度・好感度の向上を目指すという。27日には、第2弾動画を公開する予定だ。(ITmedia ニュース)【雑感】これを見た時、確かに昭和っぽいが、より正確にいうと歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」で有名な光栄が野望シリーズ第二弾か三弾のために制作したCMのように見えた。(80年代に発表された「信長の野望」第一弾では配下武将は登場しない)
登場する少年は「ドラえもん」や初期のウルトラマンシリーズに登場するような如何にも昭和の少年スタイル(つまり私の少年時代スタイル)がまるで「ウルトラマン」や「仮面ライダー」の関連商品についてる付録への文句を呟くかのように戦国武将を批判。
如何にも平凡な主婦とおぼしき40前後の中年女性が首の辺りをさすりながら「配下に寝首をかかれないか心配で」と主婦の日常から著しく乖離した悩みを肩こりのボヤキが如く呟き視聴者の笑いのツボを撫でる。
そんな悩みの解決方法として、石田三成の肖像画が金の後光とともに紹介される。
なるほど、こんな手もあるのかと思った。
滋賀県は日本一の琵琶湖を擁する国で史跡も古代から近現代まで数多く、特に戦国時代を舞台にした時代劇では定番の舞台、織田信長の安土や秀吉の長浜や伊賀忍者の里など数多い。しかも京都に近く大津周辺は京阪への通勤圏でもある。
ところがそれがかえって災いしているのか、京阪神の経済圏であるにもかかわらずイマイチ知名度が振るわず、「滋賀」という県名をインパクトのある名称に変えてはという意見まで出た。
しかし、地名変更は一見すると簡単なようで実は銭がかかる。公文書や道路標識などを書き換えるに莫大な資金がいる。それより、滋賀県には既存の資産に恵まれまくっているのでそれを利用しない手はない。
これは低予算で最大限のアピールができる妙策だ。今は大河ドラマ「真田丸」が絶好調、もうすぐ石田三成役の山本耕史氏も登場する。タイムリーだ。
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私は豊臣家や淀殿・三成らの「近江衆」派はあまり
好きではないのですが、このCMはいいとこついて
いるなと。長野に負けずに盛り上がってほしいです。
明日、ちょうどその滋賀県にでかけます。残念ながら
天候は良くないらしいのですが、宿泊は長浜なので
三成と秀吉の出会いなどを想像してきます。