井口昇の青春百合映画『キネマ純情』、
キス寸前シーン多数の予告編も 映画『キネマ純情』が、3月12日から東京・渋谷のアップリンクほか全国で順次公開される。
同作は、ドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』や映画『片腕マシンガール』などの井口昇が監督を務めた作品。自主映画に出演することになった演劇部の女子高生たちが、サディスティックな監督のナオミに精神的に追い詰められ、やがて彼女たちの関係にひずみが生じていく、というあらすじだ。女性同士のキスシーンが数多く登場する「青春百合映画」になっているという。(CINRA Net)【雑感】CINRA Netの記事にあるように、東京では既に3月から上映が始まっている。また主演を務めるアイドル女優ユニット「
ノーメイクス」も積極的に都内各地でライブを展開している。
私はたまたま1年ほど前に
ノーメイクスのメンバーの洪潤梨氏(ホン・ユニ)のTweetを見かけ
ノーメイクスの存在を知った。
井口昇監督の作品はB級映画ファンゆえに以前からよく観ていたし、洪氏が大阪出身という親近感もあり、注目し続けていた。
ノーメイクスの面々を見ていると、各々が際立った得意分野を持っていて個性が強い。井口監督がプロデュースなので、最初から垢抜けして全員同じ顔に見えてしまうようなアイドルユニットなんかつくるはずがない。
大手の映画会社や出版社やテレビ局などが提携して映画作りをするのとは違い、これこそB級の醍醐味と思える経緯が面白い。
映画ファンの諸兄の中には作品が全てで、完成するまでの経緯は知ったことではないと嘯く者もいるしそれは否定しない。だが、映画は作品以外からも価値を求める事が可能な分野なのだ。でなければ最低映画監督エド・ウッドが脚光を浴び、ジョニー・デップ氏が主演の伝記映画まで作られる現象をどう説明する?
工業製品は製品にしか価値が求められないが、藝術というのは作品以外のところからも楽しめ、作品から幾つも物語が派生して楽しむ事ができるから面白いのである。
作中の舞台も自主映画だ。もしかしたら、高校時代に関わった自主映画を思い出させる要素もあるかもしれないので、観る前からワクワクしている。
大阪での上映は関西圏の映画マニアの本山の一つといえる
第七藝術劇場で行われる。大阪十三の歓楽街の中にある映画館だ。風俗関係の店も立っているので、初めて行く若い婦女子には抵抗があるかもしれない。
第七藝術劇場はポルノ映画の古典から政治的映画まで幅広く上映する気骨の映画館、そこで井口監督作・
ノーメイクス主演の「キネマ純情」が封切られるのは当然の成り行きかもしれない。
5月21日(土)20時30分から。井口監督と
ノーメイクスの面々による舞台挨拶とサイン会が行われる予定!
詳しくは下記のサイトへ
↓
第七藝術劇場ホームページ
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