依然4万人が避難
エコノミー症候群増―熊本地震2週間 熊本県を中心に続く地震は28日、最初に震度7を観測した大地震から2週間を迎える。
電気や水道、ガスなどのライフラインは熊本市を中心に復旧が進むが、県内では依然4万人近くが避難生活を強いられている。
熊本県災害対策本部によると、27日午前9時現在で506カ所に約3万9700人が避難している。14日以降の地震による直接の死者は49人。同県南阿蘇村では依然1人が行方不明で、警察などが捜索を続けている。
震災関連死とみられるケースは16人。余震が続くため車の中で寝泊まりする人も多く、エコノミークラス症候群の患者が増えている。県内20の主要医療機関で入院が必要と診断された患者は26日午後4時現在で計40人(男性9人、女性31人)になった。(時事通信)【雑感】こないだの年末年始、連れ合いたちの計らいでドイツへ行かせてもらった。当然、飛行機の旅は片道半日におよぶし、金持ちではないのでエコノミークラスだ。当初は長距離バスのような環境を予想していたのだが、いざ座ってみるとバスの座席よりも窮屈感がある。大柄なヨーロッパ人はこんな窮屈な環境に耐えているのだろうか?
私はしばしば立ち上がってはストレッチをやって足腰の筋肉をほぐした。もちろん
エコノミー症候群予防のためだ。長時間座ったままでいると足の血管を流れる血液の粘性が高まり血栓ができやすくなる。
これまで経験した長距離バスの旅は僅か6時間程度に過ぎず途中3回ほどパーキングエリアで休憩が入るが、国際線の飛行機はそんな訳にはいかない。1月にアップした連載記事「ドイツに行ってきた!」でも述べたが、同じ飛行機に乗っていた小学生くらいの男の子と幼稚園児くらいの女の子の兄妹は、最初はウキウキだったが最後の3時間くらいはぐったりしたり泣いたりと少し可哀想だった。
とはいえ、エコノミークラスといえども飛行機の旅はやはり快適だ。機内食は離陸後2時間後と着陸2時間前の2回出て、いずれも美味かったし量もまずまずだった。豊満熟女オランダ人CAの包容力のある微笑と片言日本語で行われるサービスも好感を持った。ジュースやお茶は飲み放題だったし、飯時のビールやワインもおかわり自由だった。
この飛行機の旅で気になった事がある。機内の便所はけっこう混雑するのだが、どちらかといえば女性がよく順番待ちをする。便所の数が限られているので、たぶん女性たちは早め早めに用を済ますのだろう。
旅客機の便所は男女共用だった。それでも女性のほうが用心して用をたそうと並ぶ。これが日本の盛況イベントの会場だと圧倒的に女性のほうが長蛇の列を作る。日本の公共施設は基本的に男子用女子用に分けられていて、男子用はスペースを取らない小便用のみの便器が多数用意されている関係から使用者の回転が速いが、女子用は大便用の場所をとる個室タイプなので男子よりも収容人数が限られる。そのため回転が遅く長蛇の列となるのだ。
今回の震災被災者でエコノミー症候群に罹った人の大半が女性である。男女差は極めてハッキリしている。なのにエコノミー症候群が女性に多い原因への考察を述べた記事が見当たらないのは何故だろう? 女性特有の症候群であると世間が認知しているからわざわざ書く必要が無い、という事なのだろうか? 常識化しているのなら対策もとられていなければならない。しかし女性の発症が圧倒的で対策がとられているようには見えないし、そのことに注意を払う世論の声も聞かない。女子便所への関心が感じられないというのは何故だ!
男性よりも女性は用を足しにくい社会的制約がある。女性にエコノミー症候群を発症する原因はこれに尽きると言い切っても過言ではない。 これまで述べてきたように、女性を受け入れる「便器」の数が男性よりも圧倒的に少ないのである。だから愉快な旅やイベントでも女性は用を足すときに用心しなければならない制約がある。
強烈な精神的ストレスがかかると生理的に血中の赤血球が増える事が知られている。煎じ詰めていえば血液がドロドロになっていくのだ。そこへ便所が限られているから用をたす回数を減らすために水分補給を遠慮してしまうので余計にドロドロになってしまう。血栓ができるリスクが急激に増大してしまうのだ。一度血栓ができてしまうとできやすい体質になることも知られている。
男性ならいざとなれば立ちションという強硬手段を安易に平気でやってしまうが、女性にはそれも社会的制約でやりにくい。かつては日本の農村女性は器用に立ちションをやっていたらしいが、今や衆人環視の公共の場で赤子に母乳を含ませる有り触れた動作すらやりにくい空気が現代にある。ましてや物陰に隠れてスカートやズボンをずり下げて用をたすなど・・。
これはふざけた論ではない。現実に女性の方が多く発症している以上、便器の問題は深刻なのである。
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