誕生日ハンバーグ
成形したハンバーグ。今年は5個つくった。【雑感】さて、以前にもブログで書いたように、連れ合いの誕生日である10月25日は毎年私が
ハンバーグを作ることになっている。久しぶりに記事にアップするとしよう。
写真では色合いが悪いが、実物は鮮やかなピンク色だ。
私がつくる場合、いつもは豚と鶏の挽肉を合わせてこねるのだが、今年は牛豚合挽に同量の鶏挽肉を混ぜた。牛・豚・鶏の配合はおそらく1・1・2だろう。
我が家は鶏肉をよく使うが、鶏だけで
ハンバーグを作ったらツクネの巨大版でしかない。豚だけだと脂っこすぎる。牛に
ハンバーグはくどい。
挽肉には大量にナツメグを入れる。理由は簡単、私は肉の獣臭が嫌いだからだ。幼児の頃から肉が大嫌いだったが、肉料理の認識を変えたのが中国の焼売と餃子だ。肉独特の臭みがなかったので抵抗なく食べる事ができた。
香草などで臭みをとる知識を得た私は、自分で肉料理を作るときは徹底的に下ごしらえをして臭みをとる。
今回の場合はナツメグを大量に入れ、挽肉全体が爽やかな芳香で満たされるまでこねまくる。隠し味に濃く口醤油を少量混ぜた。

上記写真は焼きあがったハンバーグ。我が家では鉄のフライパンで焼く。流行りの化学的にコーティングされたフライパンは使わない。鉄は手入れが面倒だが調理しているうちにフライパンの鉄分が微量ながら食材に移って健康に良さそうだからだ。
写真では写し方が悪いのか黒く焼け焦げているようにみえるが実際はそうでもない。ただ、焼き具合は失敗しているのでこれは私が食べる分だ。もちろん連れ合いや息子には綺麗に焼きあがったハンバーグを提供した。

付け合わせはブロッコリーの塩ゆで、ソースはポン酢と胡麻油とブロッコリーの芽を合わせ舞茸の炒め物を加えたものするが、息子はケチャップやマヨネーズをかけた。
連れ合いは「初めて私のために作ってくれたのが一番美味かった。今のはなんか薬臭い」と文句を言う。息子は素直に美味いといい、翌日の保育園では先生たちに宣伝して回った。おかげで息子を迎えに行ったとき、先生たちの間で私は優しい夫との評判が上がっていた。実際は連れ合いに作らされているだけなのだが。

さて、ハンバーグのお供はやはりビールである。この日はドイツ・ラインラント地方の名産
ビットブルガーをドイツ製陶器のジョッキで飲む。
ハンバーグはもともと蒙古の料理だが現在の形にしたのはドイツのハンブルグ、なのでハンブルグの名に因んでハンバーグという名の料理になった。その「ドイツ料理」を食べる時に飲むビールはドイツのビールでなければならない。
ビットブルガーはドイツ国内でも知られたビールで、製造会社の創業は1817年、13世紀や15世紀からの老舗が少なくない中では比較的新しい会社だ。そしてドイツ国内で初めてピルスナーと銘打って売り出されたビールでもある。(余談1)
(余談1)現在、世界で流通しているビールの殆どがこのタイプである。因みにピルスナー発祥の地はチェコのピルゼンで1842年に生まれた。それ以前のビールは褐色や赤銅色または焦げ茶色といったものばかりだったが、透明で鮮やかなシャンパンゴールドのような色合いは人々を驚かせた。
ビットブルガーがピルスナーを作るようになったのは1880年代に入ってから。
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