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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルは保守の立場で安田純平氏を支持する。 近頃の現象[一二八六]

安田純平さん叩くタレント達に 
戦場ジャーナリストが物申す 
-橋下氏、たけし氏、松本氏、三浦氏へ


 シリアで現地武装勢力に拘束されていたジャーナリストの安田純平さんが解放され、帰国したものの、案の上、彼へのバッシングが行われている。とりわけ、ワイドショーなどで、紛争地取材についての深い理解や経験があるとは言い難いタレント達が、安田さんの事件について、様々な発言をしている。この間、イラクやパレスチナ等で取材を行ってきた戦場ジャーナリストの端くれとして、これらの発言に物申したい。(志葉玲

【雑感】上記はネット上では右派から攻撃の的にされている志葉玲氏の安田順平擁護論の冒頭である。私は保守中道なので視点は異なるが趣旨には賛同である。(余談1)
 志葉玲氏の論の続きを読みたい方は下記のサイトを参照されたし。

志葉玲氏記事掲載サイト

安田純平さん叩くタレント達に戦場ジャーナリストが物申す-橋下氏、たけし氏、松本氏、三浦氏へ

 晴雨堂は素直に安田純平氏を尊敬する。誰も行きたがらない死地へわざわざ銭かけて行くなんて奇特なことは私はできない。また、昨今の縮み志向の傾向が強い日本人(余談2)にとって、中東の危険地帯に日本人ジャーナリストがいるというのは誇るべきことだ。
 
 昔から日本人は冒険的偉業をする人にはバッシングする習性がある。白瀬中尉が南極探検隊を組織しようとしたときは官憲からのバッシングがあったらしい。当時のリベラル(左翼ではないよ)層の小金持ちたちを中心に出資してなんとか探検隊の体裁が整った。しかし、南極大陸の入り口で出会い交歓会をおこなったアムンゼン隊は驚愕したらしい。「漁船みたいな船でよくここまで」と。
 戦後では堀江謙一氏の小型ヨット太平洋横断がある。当初のバッシングは酷いものだったが、アメリカが堀江氏を英雄と称揚すると掌を反して好意的記事を書くマスコミの姿勢はなんともいじらしい。

 近年はそんな日本人の傾向が極端になりつつある。堀江謙一氏の場合は純粋に「冒険」であって社会貢献といった大義名分が無いからバッシングしやすい。ところが今は潮目が変わってきているのか、NPO組織に入って海外ボランティア活動をしている人々や今回の安田氏のようにジャーナリストとしての仕事で災難にあった人たちまでバッシングの対象になってきた。
 この調子では、そのうち海外へ渡航する人や外国人と所帯を持って海外へ移住する人もバッシング対象になりそうだ。

 私は戦場ジャーナリストではないから志葉玲氏とは視点が異なる。私の視点で安田氏を支持する根拠を述べると、日本の国力が伸び盛りの時は多くの異能者が現れて冒険的活動をする。明治の白瀬中尉がそうであるし、他にも果敢に海外渡航をして成果を上げた日本人は少なくない。
 堀江謙一氏もいわば戦後復興の象徴ともいえる。彼が冒険を成功させた直後に高度経済成長が始まり、多くの旅人が冒険旅行を始めるようになった。植村直己氏もその一人だ。

 これは私自身が体験し見たことだが、若いころにチャリンコで日本一周をした時、出会った同様の旅をする人のほぼ全員が大阪や東京などの大都市圏に住んでいた人で高学歴者だった。地方出身者でも大都市圏の大学に進学した人たちばかりである。(余談3)
 これを引いて世界に視点を広げれば、冒険的な旅をしている人々は欧米圏の人間が圧倒的に多い。逆に経済的に不利な環境に置かれている地域や、経済的に豊かでも言論活動を抑圧するなどの政体ではいない。いたとしても、それは必要に迫られての挙であり、自由な意思による自由な選択での行動とは違う。

 この現象を垣間見たため、私は安田純平氏のように冒険的仕事を自ら進んで行う人材をバッシングしない。国家の活力を図るうえで重要なバロメーターであると思うからだ。冒険的仕事を行う人材をバッシングする風潮は、国の活力が衰退している予兆とみる。
 私は国家の衰退に加担しない。


最後に「冒険」の定義を紹介する。
一「死の危険がある」
 この条件を抜かして、単なるスリルを味わうものであれば、ホラー映画を観るだけでも冒険になる。
二「主体性がある」
 徴兵で戦地に行くことは死の危険があるが、自分の意志ではない。兵隊は冒険家ではない。
三「歴史上初の快挙である」
 誰もやったことが無いのが重要。いま南極点に到達しても、それは個人レベルでは意味があるが、人類史上云々の意味は無い。
四「社会的意義」
 公共の利益があること。

(余談1)実はTwitterでほんの一瞬だが志葉玲氏とは相互フォロー関係にあった。ほどなく私へのフォローを解除ようだが、たぶん右派的な言動が気に入らなかったのだろう。

(余談2)一例をあげれば海外へ留学する日本人の人口が減っている。以前なら世界中で活躍している東アジア人といえば日本人だったが、近年は中国人や韓国人にとって代われつつある。 

(余談3)当時、日本アドベンチャーサイクリストクラブ関係の資料を見てデータを解析したことがある。関西出身がダントツで多かった。事務局長を務めている人物が大阪に住んでいるということもあるかもしれないが、日本でダントツに経済力があり有名大学が集中している東京よりも関西圏の冒険家が多いということは興味深い。そういえば堀江謙一氏も植村直己氏も関西出身である。



 
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