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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

皆さん、明けましておめでとうございます。 

皆さん、明けましておめでとうございます。 
今年も一年、生き残りましょう。


 残念ながら 昨年も映画館で観た作品は僅か二作、「空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎」と「ボヘミアン・ラプソディ」だけ。
 かつて年末年始は毎回、旧年1年間の劇場公開新作映画を振り返る行事を続けてきたが、それが成り立たない事態になって久しい。

 「日本で2018年に劇場初公開された新作」という条件に絞って晴雨堂が独断と偏見で優秀作品を1作ぐらいは選ぼうと考えた。
 具体的な評価基準は、劇場で1800円支払って鑑賞してなおかつDVDが発売されたら購入して本棚のコレクションに加えたい映画である。

 で、映画館へ行く機会がめっきり減った上に心に残る映画も思い浮かばない。リメイクやらシリーズものやら、たしかにそれなりに面白いかもしれないが、思い出に残る事はたぶん無い。季節が過ぎれば、数多くある映画の一つとして記憶の沼の底へ沈むことになる。

 ただロックバンドQueenの映画というよりはフレディ・マーキュリーの伝記映画と言っても良い「ボヘミアン・ラプソディ」は世間的にも名作と思うし、私個人にとっても中学生のころからQueenは好きで青春の歌だったので強烈に思い出に残る映画だ。

 付き合いが長い友人知人の中には私をビートルズ・オンリーなどと勘違いしている人も多いだろうが、実は一通りポップスは聞いているのだ。アバも好きだし、シカゴやポリスやリマールやバングルスやベルリンやU2やヒューマンリーグやスパンダーバレーなどもよく聞いていた。
 特にQueenの「バイシクルレース」はまことにタイムリーな曲だった。何しろ流行った当時中学生だった私はサイクリングを本格的にやり始めた時期であり、自分の中ではサイクリングのテーマソングだった。歌詞はまるで私の心情を理解しているのではないかと思わせる内容だったし、大学生の頃に観た全裸美女たちによる自転車レースのMVは私が描いたイメージを監督が熟知して寸分違わぬ内容で制作したのではないかと思ったほどだ。

 またフレディは後に伝説のSF特撮映画「メトロポリス」のフィルムを使ったMVを発表、「ラジオ・ガ・ガ」と「Love Kills」である。当時、映画好きの学生ではあったがまだメトロポリスは映画史の本でしか見たことが無い作品で、実際にフィルムを魅せてくれた「恩人」がフレディと言えるかもしれない。
 元々戦前の映画やその風俗に興味があった私は、ますますフレディに興味を持ってしまった。

 「ボヘミアン・・」を観てからは、思春期の余韻にずっと浸りたくて「バイシクルレース」や「Love Kills」のMVばかり観ている。

 昨年に続いて今年も同様の批判を受けたので、今年も同じ言い訳を言う。もはや映画レビュアーとして失格ではないか? なんて御批判があった。しかしレビューは映画を鑑賞する人全員分け隔てなく持っている資格と権利である。これは民主主義社会の鉄の掟である。

 それと、当ブログ「ミカエル晴雨堂の作法」でも謳っているように、私はAVも含め分け隔てなく「映画」として扱う人間なのだ。AVならよく観ていて高く評価している作品が多々あるのだが、残念ながらFC2の規約で当ブログでは世間でAVと呼ばれている低予算映画はレビューアップできないのである。


 それでは改めて、またこの一年も生き残りましょうぞ!

 最後に2019年上映予定のイチオシ映画を紹介する。昨秋何度か紹介したドイツ映画の「ちいさな独裁者」だ。今年2月8日から全国のミニシアターで上映予定。大阪では梅田スカイビルにあるシネ・リーブル梅田だ。


 
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ミカエルさん、おひさしぶりです。
私も最近は映画館にはとんとごぶさたですが、
古い日本映画のDVDを買い込んでみています。
やはり映画はいいですね!批判などほっとき
ましょう。

気がつくとまた一年たっていますね。昨年私は
病院をいくつも受診することになり、現在状況
は心臓疾患ではなく自律神経失調症ではないか
ということになっています。
信頼できる医師、頼りになる病院が本当にめった
にないということが身にしみました。できるだけ
自分の健康は自分で守らねばなりませんね。ミカ
エルさんもお身体を大切にしてくださいね!

今年も生き残りましょう!
[ 2019/01/02 21:45 ] [ 編集 ]
A君へ

まっこと久しぶりです。
年々、自分が言った「また一年、生き残りましょう」という言葉が重くなっていきます。
なんか、当たり前だったことが当たり前でなく奇蹟ではないかと思うようになりました。

旧年は母が脳梗塞で倒れ、幸い軽度で元気になったと思ったら胆嚢炎で倒れ、
なんとか元気になって週一でリハビリに行ってくれていますが、
郷里では伯母夫婦も叔母夫婦も高齢で身体の具合が良くなく、
微妙なバランスの上で薄氷を踏むような思いの日常です。
同世代の天皇皇后両陛下のお元気な姿を見ていると安心してしまうが、
医療関係の大学で教鞭をとっている姉に言わしたら
「最先端最高水準医学の粋を凝らした成功例に過ぎない」とバッサリ。

どうも近頃は映画館に足を運ばなくなってしまいました。
最近は、YouTubeで公開されている自主製作のドラマにもハマっています。
いま注目しているのはドイツの制作グループの短編映画です。

https://www.youtube.com/watch?v=hl6MN9Nmn2U

時間があればPCの部屋に籠る不健康な生活にです。
健康診断が怖いです。


> ミカエルさん、おひさしぶりです。
> 私も最近は映画館にはとんとごぶさたですが、
> 古い日本映画のDVDを買い込んでみています。
> やはり映画はいいですね!批判などほっとき
> ましょう。
>
> 気がつくとまた一年たっていますね。昨年私は
> 病院をいくつも受診することになり、現在状況
> は心臓疾患ではなく自律神経失調症ではないか
> ということになっています。
> 信頼できる医師、頼りになる病院が本当にめった
> にないということが身にしみました。できるだけ
> 自分の健康は自分で守らねばなりませんね。ミカ
> エルさんもお身体を大切にしてくださいね!
>
> 今年も生き残りましょう!
[ 2019/01/03 01:25 ] [ 編集 ]
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