Agnes周氏、保釈に思う。 近頃の現象[一二九七]
周庭氏はなぜ人気なのか
日本で「民主の女神」と呼ばれる香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ、Agnes Chow)氏(23)は、政治家や俳優にもファンがおり、日本で大きな人気を獲得していることは疑いようもない事実だ。
今週の周氏の逮捕は日本でもトップニュースとして報じられ、ソーシャルメディアでも大きな話題となった。同じように香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕された他の著名人らの存在は、かすんでしまった。(AFP=時事)
【雑感】そりゃ当たり前だろう。俗な言い方になってしまうが、早坂好恵風の香港の女の子が流暢な日本語でタコ焼きが好きだとか日本アニメが好きだとか言ったら、大勢の日本人ファンがつく。また、運動体側も強大な中国共産党に対抗するため海外世論を味方につけるべく様々な方向へ秋波を送るし、日本世論の宣撫担当として日本語ができる彼女に任せるだろう。
以前にグレタ・トゥンベリ氏の一件で3B法則を述べた。Beauty(美人)・Baby(赤ちゃん)・Beast(動物)を使うのはプロパガンタの常套手段であり、故意に戦略を立てていなくても自然と3B法則に落ち着いてしまう。
好むと好まざるとに関わらず周庭氏は「民主の女神」に成らざるを得ないしそれは避けられない。
連れ合いは「中年のスケベ親父」と批難するが、Twitterとfacebookで彼女をフォローしているし、彼女がYouTubeチャンネルを開設したら、いの一番にチャンネル登録した。なので彼女の発信情報はけっこう余すことなく見ている。朗らかで楽しいキャライメージで日本語と英語を駆使して海外の支援者たちに訴えている様がよく出ていた。
グレタ・トゥンベリ氏の時も背後の勢力を勘繰る意見が散見されたし、私はそれを否定しない。今回も親中派の友人知人はアメリカの対中工作の先兵ではないかという勘繰りを抱いているし、これも否定しない。
市民運動の成功例としてよく取り上げられるベ平連にしても、当時のソ連との関係などを悪い意味で指摘し批難する者がいるが、政治とはそんなものではないか? では真正直に徒手空拳の一個人で戦うと言ったら、同じ顔触れの人間が「地に足がついていない」「非現実的」などと批判するものだ。
利用できるもの、頼れるもの、全てを駆使して展開するのが戦のイロハのイの部分、如何に味方を増やし敵を切り崩せるか、カストロも毛沢東もレーニンも、西郷隆盛も坂本龍馬も、そして日本の自民党もみんな同様の理論と法則に沿って戦を展開している。逆にいえば、法則からズレた戦い方をしている人々はただの自己満足に終わっていると言わざるを得ない。
こんな言い方は卑怯かもしれないが、好評・悪評ひっくるめて彼女を肯定的に見ている。



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