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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「コナン&レッドソニア」 おバカになって愉快になろう 13 

コナン&レッドソニア
アメリカのTV事情がわかる作品。

 

 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆ 可
 
晴雨堂マニアック評価
☆ 駄作
 
【寸評】TVドラマのDVD化。アメリカで有名なロバート・E・ハワードが描くヒロイックファンタジー。日本ではシュワルツェネッガー氏のコナンやブリジット・ニールセン氏のソニアが有名。
 アメリカの子供向けドラマは制約があまりにも多すぎるのか、内容は臨場感の欠けるスタジオのチャンバラごっこみたいになっている。コナン役のラルフ・モーラー氏やソニア役のアンジェリカ・ブリッジス氏は見事な体格。しかし動き出すと「あれ?!」
 
【効能】美しいプロポーションの俳優たちに萌え。
 
【副作用】退屈。

 

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   タイトルを見て連想するのは、シュワルツェネッガー氏が筋肉だらけの肉体を披露して大スターへの足掛かり(余談1)を掴んだヒロイックファンタジー「コナン・ザ・グレート」と、そのサイドストーリーなのか判らないがスタローン氏の元夫人ブリジット・ニールセン氏が主演した「レッドソニア」がある。(余談2)
 ロバート・E・ハワード氏(余談3)の原作は高校時代に読んだきりで内容はほとんど忘れてしまったが、舞台はアトランティス大陸が沈没し、エジプトに文明が開花する前の混沌とした時代と記憶している。ハイボリア時代と称していた。

 シュワルツェネッガー氏のコナンは当たり役であり、映画の殺陣は重たい長剣を振り回すチャンバラ劇にしてはスピードと迫力があった。女剣士役のサンダール=バーグマン氏(余談4)の殺陣も悪くは無い。日本人よりも明らかに逞しい肉体で棍棒のような長剣を振り回すのだから、香港のカンフーアクションや日本のチャンバラのように素早くキビキビした動きをするよりも、心持ち重たそうな動作のほうが迫力がある。

 さて、このTVドラマの「コナン&レッドソニア」だが、アメリカで2クール分ほど放送されたらしい。その中の2話を収録したDVDがこれなのだが、アメリカTV業界の制約(余談5)をもろに受けた内容だった。子供が観るのを想定しているのか、映画に比べると脚本は安直で画面がやたら明るく重厚感が無く、それが災いして建物や洞窟などはセット臭く、衣装は急拵えで生活臭が乏しくリアリティーが無い。もちろん、これは日本の時代劇とて同じ事なのでやむを得ないかもしれない。

 決定的に残念な描写が2つある。1つは殺陣だ。コナン役のラルフ・モーラー氏の体格は申し分ないが、動きがドン臭い。「ユニバーサル・ソルジャー」や「グラディエーター」に出演しているので素人ではないはずだから、殺陣が良くないのだろう。ソニア役のアンジェリカ・ブリッジス氏に至っては、単にスレンダーでビキニスタイルの女剣士姿が似合うだけ、チャンバラをやらせたらあまりにぎこちなく、せめて映画でソニアを演じたブリジット・ニールセン氏程度の動きをしてくれたら様になるのだが、興ざめである。
 それともう一つは個性的な悪役が出てこない。今一つ印象に残らず、貧相な悪役しか出てこないので、物語全体にメリハリが無い。

 このTVシリーズはあまり人気があがらなかったのではないか? 人気番組なら20話程度で終わるはずが無い。

(余談1)「コナン」が当たり役だったのかムキムキマンのヒロイックファンタジーの仕事が続き、キャラが定着しすぎて没落するかなと思ったら、「ターミネーター」でイメージ一新、その後のスター街道は皆さん御存知の通り。

(余談2)「レッドソニア」は「コナン」シリーズの原作には登場しない。ハワードが別系列の冒険小説に登場させたキャラで、後の漫画家がコナンと同じ舞台に登場するキャラにした。アメリカでは人気らしい。

(余談3)1930年代に活躍したアメリカの冒険小説家。伝奇小説やハードボイルド小説などを手掛け、米英に人気が高い。
 日本ではシュワちゃんの映画で「コナン」シリーズの邦訳本が刊行されたぐらいで、イマイチ知名度が無い。

(余談4)アマゾネス物の第一人者か? スレンダーかつ筋肉質の身体なので、半裸の甲冑姿に長剣がよく似合う。

(余談5)たぶん、千葉真一氏の「柳生一族の陰謀」は残酷すぎて却下になるだろう。太刀が額に食い込んで血飛沫が舞ったり、自ら片目に刀を突き刺して目玉を刳り貫く場面があるからレッドカードだ。
 

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