FC2ブログ

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「少林少女」 萌えたい時に〔14〕 

少林少女」 柴咲コウは素敵だった。
 


【公開年】2008年  【制作国】日本国  【時間】107分  
【監督】本広克行
【音楽】菅野祐悟
【脚本】十川誠志 十川梨香
【言語】日本語
【出演】柴咲コウ(桜沢凛)  仲村トオル(大場雄一郎)  キティ・チャン(劉[王民][王民])  ティン・カイマン(ティン)  ラム・ジーチョン(ラム)  岡村隆史(田村龍司)  江口洋介(岩井拳児)  山崎真実(清水真実)  工藤あさぎ(近藤あさぎ)  原田佳奈(北野佳奈)  乙黒えり(黒岩えり)  蒲生麻由(山田麻由)  いとう麻見(田伏麻見)  千野裕子(加地裕子)  千代谷美穂(琢磨美穂)  西秋愛菜(緒方愛菜)  沢井美優(金川美優)  柳沢なな(松本なな)  石井明日香(志井明日香)  尾家輝美(中野輝美)  桂亜沙美(長野亜沙美)  渡辺奈緒子(湯浅奈緒子)  花形綾沙(二階綾沙)  満島ひかり(高橋ひかり)  瀬戸カトリーヌ(-)
          
【成分】笑える 楽しい かっこいい コミカル スポ根 カンフーアクション
        
【特徴】柴咲コウ氏の女優魂が光るカンフーアクション映画。物語の筋やテーマは無視して闘う柴咲コウ氏を愛でるべし。
 
【効能】闘う柴咲コウ氏に見惚れる。
 
【副作用】物語の構成やカンフーアクションの中途半端さに不快感。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。  
ラクロスを絡めず、
単純なカンフーアクションにすべきだった。


 まず、鑑賞する前に割り切ることが大事である。以前「あずみ」の作品レビューで述べた事があるが、この手の映画は闘うヒロインをいかに美しく魅せるかがテーマであって、それ以上でもそれ以下でもない。下手にそれ以上のテーマ性を盛り込んだりすれば、作品全体のバランスを崩してしまう。「あずみ2」は本来の目的を忘れたために失敗したと私はレビューで断定した。

 繰り返し言う。これは美白の美女である柴咲コウ氏が美脚を高々と振り回して闘う姿を愛でるための映画であって、最初からカンフー映画を期待して観るべきものではないし、カンフー映画を期待するほうが間違いなのである。

 で、肝心の柴咲コウ氏のアクションはどうだったかと言えば、良かった。日本の女優は残念ながらアクションは下手糞だ。日本はなかなかアクション女優というのは育たない。アクション映画自体の地位が低いため、女優としての地位が上がればアクション作品は回ってこなくなってしまう。(余談1)
 だから、アイドル女優として旬である柴咲コウ氏の挑戦は手放しで支持したい。予告編にもある顔面を蹴られる場面などは、よくぞやったと讃えたい。異論がある方のために言うが、少なくとも「七人のオタク」の内村光良氏扮するカンフーオタクのアクションよりは遥かに迫力があるし様になっている。さすが柴咲コウ

 では、作品の完成度はというと、もはや既に他のレビュアーが指摘されているように、期待通り予想通りのアンバランス・中途半端さだった。他のレビュアーが言及していることとダブるので今さら言うべきことは無い。
 私が監督なら対象年齢をあげる。この「少林少女」は小学生から中学生くらいを対象としているらしいが、私ならR18にして成人映画ギリギリの線でのアクションだ。

 柴咲コウ氏にはワザとらしいカンフーファッションではなく、スレンダーさを強調させる黒のブラウスにスラックス、敵側は主人公の黒を引き立たせるように白系で統一、仲村トオル氏は清潔な白の立ち襟シャツに白いジャケットで涼しげにアクションをする。
 スポーツを絡めるのは難しそうなので、むしろスタンダードにヤクザ物にして、主人公は実家の弱小暴力団が外国マフィア勢力に圧されて潰れそうなのを立て直すべく、修行を途中で切上げて少林寺から戻る設定にする。
 随所にお色気場面を散りばめながら(主役はお色気無しのほうが良い)、最後の決戦へと流れる。敵をバッタバッタと倒していく過程で、主人公の黒のブラウスが破け袖がとれ、汗で光る白い腕や胸元や白いブラが覗く。柴咲コウ氏は鼻血を拭きながら闘い続け、そして最後にボスとの対戦。

 よく考えたら、これでは「キル・ビル」とダブってしまう。だから制作者はスポ根のラクロスにしたのかな? しかし所詮は「少林少女」とて香港の「少林サッカー」などの出来損ないパクリの二番煎じだし、私のイメージのほうが周星馳氏(チャウ=シンチー)も喜んだかもしれないのだが・・。

(余談1)むかし、志穂美悦子氏が「土曜ワイド劇場」で男にレイプされる場面を演じた事があるが、逞しい二の腕に逆三角形の志穂美悦子氏が「ザ・ガードマン」崩れの中年男性にやられるなんて、観ていて哀しいし説得力が無い。志穂美氏なら身体の線が崩れかけた中年のオッサンなど一撃で倒すだろうし、押し倒されれば寝技に持ち込んで絞め技で落とすだろう。
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆ 可
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆ 凡作

 
晴雨堂関連作品案内
映画「少林少女」オリジナルサウンドトラック
女必殺拳 [DVD] 山口和彦監督 志穂美悦子主演
帰って来た 女必殺拳 [DVD] 山口和彦監督 志穂美悦子主演
必殺女拳士 [DVD] 小平裕監督 志穂美悦子主演
 
晴雨堂関連書籍案内
少林少女メイキングBOOK (ぴあMOOK)
小説 少林少女 本宮ことは
 

 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト



なるほどー、女優さんは売れるとアクションをしなくなるから日本ではアクション映画が育たないんですね。
少林サッカーを見ている人は、少林少女、楽しめるのかも。
うちも、子どもたちは喜んで見てましたよ!

ちなみに、わりと最近「帰ってきた女必殺拳」を見たんですよー(^_^)
オープニング、延々と続く志穂美悦子さんのヌンチャクアクションだけで、ほぼ圧倒されてしまいました!
ほんと、すごいです、彼女は。
家庭に入ってしまって、もったいないことです!

[ 2009/07/22 14:31 ] [ 編集 ]
> ほんと、すごいです、彼女は。
> 家庭に入ってしまって、もったいないことです!
 
 私は長渕剛が大嫌いです。歌も好かんし、態度も好かん。清原の引退試合、イチローみたいに背広きてこんかい。背筋伸ばして直立不動で観戦せんかい。と思いました。100%感情諭です。
 
 千葉真一氏が未来の女性アクションスターを育ててくれれば良いのですが。
 
 吹石一恵氏も戸田恵梨香氏も空手ができるからアクション演技をやらすと絵になるのですが、もったいないです。
[ 2009/07/22 18:18 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://seiudomichael.blog103.fc2.com/tb.php/622-3ad7f1c2

監督 :本広克行 製作総指揮 : 亀山千広、チャウ・シンチー 柴咲コウは、非常に目力のある女優である。 その目には意志の強さが感じ...
[2009/09/24 21:21] 映画@見取り八段
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
147位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
73位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク