Winkの鈴木早智子、AVデビュー 活動休止中の女性デュオ「Wink」の鈴木早智子(40)が、芸能人専門のAVレーベル「MUTEKI」から映像作品をリリースする。同レーベルの公式ホームページでは「第10弾芸能人 イニシャルS」として8月3日に情報解禁すると告知していた。(スポニチアネックス) 【雑感】これは、けっこう興味深いニュースだ。近年はお色気を意識した仕事が多いと思ったらとうとう。でも、どうせソフトポルノだろう。いわゆる「本番」はやらないと思うが。
鈴木早智子氏の暗いイメージが気になる。 私は以前から公言しているように、文化を差別しない人間である。書斎の本棚にはヒトラーの「我が闘争」のとなりに毛沢東の「毛沢東語録」があり、さらにその隣には後藤久美子氏の「ゴクミ語録」がある。アイドル水着写真集やヘアヌード写真集の隣には石川文洋氏の「ベトナム写真集」やマグリットの画集や韓国式キムチの百科事典がなどを置いてある。
アダルトビデオも立派なサブカルチャーである。大多数の人民大衆から強い支持を得ながら日陰の存在に甘んじているジャンルである。これはジャンルに対する偏見と差別だ。
2001年のカンヌ国際映画祭・審査員特別グランプリを受賞したポルノチックな映画、ミヒャエル・ハネケ監督「ピアニスト」を観たとき、日本のポルノ映画・アダルトビデオの水準が如何に高いかを実感した。「ピアニスト」のテーマや物語は日本ポルノが得意とする分野ではないか。「ピアニスト」がカンヌで高評価されるのであれば、日本ポルノはキラ星のごとく名作がある。
「おくりびと」の滝田洋二郎監督も「それでもボクはやってない」の周防正行監督も「パッチギ!」の井筒和幸監督らはポルノ映画出身だ。ポルノは有能な監督や俳優たちの人材プールの役割もある。
そういう意味で一世を風靡したメジャー芸能人がアダルトビデオやポルノ映画に出演する事は、アダルトビデオからマルチタレントへ活動の巾を広げて成功した飯島愛氏と同じく、AVというジャンルの社会的地位を上げる良いきっかけになると思っている。
ただ、気がかりな点がある。
Winkの同僚である相田翔子氏はTVで活躍する現役芸能人の表街道の人というイメージがあるのに対して、
鈴木早智子氏は相田氏に比べてTVでの活躍が少なく、近年では睡眠剤の多用で救急搬送される騒動を起こすなど、暗いイメージがある。だから、芸能界で落ちぶれてAV出演と見なされては、AV業界地位向上にマイナスだ。
宮沢りえ氏のように人気絶頂のハイティーン時代にヘアヌード写真集を出した事で一気にヌード写真が市民権を得たように、AVもそこそこ人気がある女優や男優が出演する必要がある。
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