麻生首相 豪雨被害地視察のため山口入り 麻生太郎首相は29日、豪雨被害を受けた山口県防府市を視察するため同県入りした。首相は山口宇部空港で二井関成山口県知事と面会。被災者支援と財政支援を要望した知事に対し、首相は「地元の声や要望を直接聞かせていただき、この目で見て、どのようなことができるのか迅速に対応したい」と応じた。(毎日新聞)
【雑感】遅い。やむを得ぬ事情があると思うが、衆院選に気をとられて遅滞したというイメージは払拭できない。
お役所との調整で大変かもしれないが、首相ならイの一番に被災地視察だろう。業界団体を10も20も回る時間を作る調整はできているのだ。結局は気合の問題だ。
衆院解散時の両院集会で自民党代議士たちを前に
麻生首相は、「私の望みは皆さんが全員この場に戻ってきてほしい」という趣旨の発言を目を潤ませながらした。誠に悲壮感あふれる感動的な場面だった。
だが、世の中には突然社員食堂に集合させられて、社長から解雇を告げられた派遣労働者が大勢いる。社長や工場長が「挨拶」するのはまだ良心的だ。多くは派遣先の会社から派遣会社の担当者に契約打ち切りを伝え、派遣会社の担当者が個別に労働者へ連絡して終りだ。本来派遣会社なら次の派遣先や就職先を紹介するのが筋だが、この不景気下でそれは殆ど無い。
残念だが、
麻生首相以下自民党の面々は、国家や国民の事を考えているようには見えない。落選しても議員年金があるから生活の心配は無いので同情しない。
「迅速に対応したい」と言われても、既に視察の段階で遅滞だ。本人は被災地を優先したかったかもしれないが、結果として業界団体の挨拶回りという選挙活動の後に回された事実を前に、何の説得力があるのか?
行かんよりは遅滞でも行った方がマシだが。
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