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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

18歳成人制度 近頃の現象[百五十六] 

成人は18歳
賛否両論
「まだ子供、絶対反対」「大人を自覚、賛成」

 
成人年齢引き下げ
(読売新聞から)
 
 法制審議会が成人年齢を「18歳に引き下げるのが適当」としたことについて、若者の生活習慣や文化に詳しい識者の意見は、「自立が促される」「機運が高まっていない」と賛否が分かれた。当の若者たちの反応も「早く選挙に参加したい」「大人の自覚生まれる」「関心がない」とさまざまだ。(毎日新聞)
  
【雑感】諸外国は18歳を成人年齢にしている事が多い。それに右へ倣えというのは安易過ぎる。それどころか、平均寿命が長くなった分、成人年齢を引き上げるべきではないかとさえ思っているぐらいだ。
 
 読売新聞発表の上記の表、成人になると馬券が買えるとなっているが、正確には「成人した社会人」だ。成人しても学生は買えなかったはずだ。
   
成人という概念がナンセンス
一律全ての権限・権利を許すのが誤り

 
 生理的にいって、ある日突然身体が激変する訳ではない。19歳は子供で20歳の誕生日を迎えたらいきなり大人になってしまうのは馬鹿げた事だ。
 私の場合、15歳の頃も25歳の頃もメンタル面でさほど変わらなかったと思っている。もちろん、知識の量や経験値が増えてはいくが、考え方や発想や社会的ポジションが劇的に変化した実感はない。モラトリアム人生かもしれないが、ずっと思春期のままだったような気がする。もはや青春時代が終わったと実感したのは、所帯を持ったり加齢によって体力が落ちてきたりメタボになったりと環境や身体の変化を思い知らざるを得なくなった時だ。
 
 例えば、子育てに悩む若夫婦が急増していると聞く。赤ん坊の扱いが判らず、手引書に頼る人も多いらしい。昔の大家族で5人兄弟が当たり前だった時代、たぶん小学校高学年くらいになれば赤ん坊の扱いはできるようになっただろう。
 人生五十年の時代、30や40で晩婚する時間的余裕は無かったから、10代で結婚出産もざらだ。大人になるための基本的な準備は10代半で完了したものだが、現代では社会的制約で10代でも所帯はもてる(女16歳・男18歳)法的資格があるのに、いけない事のように見られる傾向がある。中には10代のセックスを犯罪的に捉える大人までいる。
 
 昔と今とでは「子供時代」が違う。昔なら10歳にもなれば農作業の働き手だが、今は20歳を超えても働かずに勉強できる社会環境だ。生理的には「大人」になっていても少年少女のままになっている部分もあるだろう。逆に家庭環境や場数の踏み具合で生理的には子供でも老成している部分もあるかもしれない。芸能人やスポーツ選手の中には、本当に10代の少年少女だろうか?と思ぐらい大人びた人がいる。
 
 「成人」という概念自体が時代遅れだ。今回の論議の場合、「成人」ではなく「参政資格年齢」に留めるだけで良いではないか。
 現在のルールでも、映画鑑賞ではR12・R15・R18と規制する作品がある。運転免許では16歳以上の自動二輪免許・18歳以上の自動車免許と段階がある。交通機関では12歳まで小人で、13歳からは大人だ。仕事社会にいたっては、20歳代はまだまだ子供扱いされる場合が多い。30代の半でようやく一人前だ。
 法的に「成人」というものに一括りしようとするから無理がある。法律は従来どおり個々の分野やシチュエーションごとに年齢制限を設定すれば良い。

 むしろ「成人」は社会的慣習として残ればいい。そもそも時代劇の世界では14か15で元服ではないか。地域の青年団では16から大人扱いで祭に参加するところもある。各々の地域社会で独自の「成人」があってもいいはずだ。
 
 余談だが、私はビールなどの低アルコール飲料は中学生からOKとし、日本酒やワインは高校生から、ウヰスキーやブランデー・泡盛などの蒸留酒は18から、順次許可するべきだと思っている。大人になる前から少しずつ飲酒教育を行って酒文化への理解を深めなければ、酒の事故や犯罪は減らないと確信している。
 
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[ 2009/07/30 15:05 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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