今年のゴーヤーは不作だった。 晴雨堂の晴耕雨読な日常[十三]
不足のまま…夏サヨナラ
九州北部や中国地方など各地で豪雨被害が出たり、東北地方で梅雨明けの発表なしで立秋を迎えたりと、すっきりしない天候が続いた今年の夏。このまま、秋の足音を聞くことになりそうだ。天候不順は野菜の高騰を招いたが、これから収穫を迎える農作物の出来も懸念される。(産経新聞)
【雑感】たとえば、我家のささやかなベランダ菜園にも影響が出ている。
我家は公営団地にある。1970年代半ばに建設された中層5階建の古い集合住宅で、我家は最上階。夏になると強烈な陽射しが屋上を熱し、その熱がダイレクトに天井を熱くする。今の季節に天井を触ったらヒーターでも入れているかのような熱さである。風通しの良い設計で5階なので涼しい風がよく入るが、私の3畳ほどの書斎は摂氏40度まで跳ね上がる。毎年、パソコンが壊れるのではないかとマジで不安だ。
そこでいつの頃からか、少しでも暑さを和らげるために狭いベランダにゴーヤーを植えるようにした。大き目のプランターに2つずつ植えて夏の太陽光線を防ぎ、なおかつ水撒きによる気化熱で涼しくする。ゴーヤーは成長が早いのでたちまちみどりのカーテンとなり、夏の盛りになるとゴーヤーの実をたくさんつける。プランターでの栽培なので、あまり多く実をつけては体力が削がれると思い、食べる分だけ太らせて他は小さいうちに間引きする。間引きの数はドンブリ一杯になった。

ところが、今年は7月の中頃から葉の色がおかしい。写真は昨日撮ったものだが、この状態は先月から続いている。全体に色が薄く、まるで夏が終わって黄昏のゴーヤーになったようだ。

昨年は8月になれば葉が大きく繁って日光を防いでくれたし、夕立などはちょっとした雨よけにもなった。少々の小ぶりなら洗濯物を雨から守ってくれたほどだ。ところが、今年はこのように葉が大きくならない。葉に元気がないのはウチのゴーヤーだけでない。まだ8月なのに街路樹も秋の装いになりつつある。
もう一つ今年特有の現象に、蜂が少ないことがあげられる。今年もたくさんの花を咲かせたのだが、殆どが実を付けず、収穫は10個も無かった。蜜蜂が少ないというニュースを聞いたが、少ないのは蜜蜂だけではないかもしれない。
梅雨明けしたとたんに立秋、残暑も厳しくなく秋の陽気。7月に十分地面が熱せられなかったので、今から夏の陽射しになっても気温はあがらないだろう。インフルエンザの流行もこれに連動するのは間違いない。


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