<麻生首相>
「金がねえなら結婚しない方がいい」 「そりゃ金がねえなら結婚しない方がいい。うかつにそんなことはしない方がいい。金がおれはない方じゃなかったけど、結婚遅かったから」。麻生太郎首相は23日夜、東京都内で開かれた学生主催の集会で、少子化問題に関連してこう述べた。学生から、若者に結婚資金がなく、結婚の遅れが少子化につながっているのではないか、と質問されたのに答えたものだが、不況下で就職難の若者らの気持ちを逆なでする発言とも受け取れる。(毎日新聞) 【雑感】なるほど、貧乏人は結婚するな、か。 この期に及んでこの発言、首相ではなかったら弄り甲斐のある面白いキャラだ。高度経済成長の時代だったら、首相は無理としても名物閣僚にはなれたかもしれない。
貧乏人の子だくさん、て時代があったが、今は物価の状況が複雑になってきた。なにやるにしても銭がいる社会になってきているので、昔ならなんとか食う事はできたのが食えなくなってきた。
失職したらたちまちホームレスになる、この日本でそんな事態になってしまうとは、私が学生だったころはそこまで極端ではなかった。
自民党政権がどうして今日まで続いてきたのか、皮肉にも日本が「社会主義国」だったからだ。学生のころにある学者が「日本こそ高度に進んだ理想的な社会主義国家」だという説を聞いたことがある。
国民皆保険・農協・談合・一党独裁的長期政権・会社は株主ではなく従業員たちのモノ、これらのキーワードに当てはまるのは自由主義国というよりは社会主義国だ。そして社会主義諸国も蓋を開けて見れば社会主義の理想からはほど遠いもので、むしろ日本が世界で最も近かったのではないかと思うほどだった。
それが制度疲労を起こし、アメリカが突込みを入れ、アメリカに迎合する政権で壊した結果が燦燦たる現在だ。
ブログランキングに参加しています。
- 関連記事
-
スポンサーサイト