国立メディア芸術総合センター 近頃の現象[二百三]
基本計画を発表-設立準備委
日本が誇る漫画、アニメなどを収集展示する国立メディア芸術総合センター(仮称)をめぐり、文化庁の設立準備委員会の委員らが26日、東京都内で記者会見し、基本計画を正式に発表した。センターへの根強い批判に対し、漫画家の里中満智子委員は「『アニメの殿堂』ではなく、映画、ゲーム、ほかのジャンルも含めて世界に発信し、若手を育てる施設だ」と必要性を訴えた。(時事通信)
【雑感】おおっ、里中満智子氏が準備委に加わっていたのか。里中氏はどんな志で委員になっているのだろうか?
巨費を投じてハコ物をつくっても、漫画やアニメに理解のある人間が運用に参画しなければ使いこなせない。とりわけアマチュアリズムに理解のある人間でないと、失敗する。
無理に巨大施設を建てるよりも基金にして、全国の漫画・アニメ関係の記念館を支援するとか、商業誌とは違う視点でのコンテストを設置するなどして若者にスポットライトを浴びる機会を増やしてほしい。巨大施設を造る前に、ソフト面での支援はいくらでもある。
一番良いのは、表現規制強化を封印することだ。日本の漫画アニメは別に政府の援助がなくても、発展してきた。人民大衆に強く支持される一方で人民大衆から「悪書」のレッテルを貼られ時の政府によって法規制が加えられるなど冷遇されてきたにも関わらずだ。
本当に政府が漫画・アニメ・映画・ゲームなどの総合藝術やサブカルチャーを応援する気があるのなら、断固として表現規制を拒否し、規制強化を目論む勢力に対し熱い情熱をもって闘い続け、表現自由を死守していただきたい。銭や建物なんかどーでもいい、規制強化を主張する勢力の法案を打倒粉砕してくれる方がはるかに効果がある。
それにしても、里中満智子氏は準備委内でどの程度イニシアチブを保有しているのだろうか?



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コメント
Re: タイトルなし
里中満智子氏はそんな体制迎合人間とは思えなかったのですが、意外です。スカウトする政治関係の友人知人との義理ですかね? 弘兼憲史・柴門ふみ夫妻なら話は解るのですが。
> ええ~、里中満智子さんが、委員に入っているのですかー。
> 誰がどう見ても、適当政策にしか見えないというのに。
>
> 文化を大切にする姿勢には賛成なのですが、やり方がどうにもこうにも…いたしかたない感じです。
> いったい、里中さんほどの人がどういう意図で委員になっているんでしょうかね…。
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誰がどう見ても、適当政策にしか見えないというのに。
文化を大切にする姿勢には賛成なのですが、やり方がどうにもこうにも…いたしかたない感じです。
いったい、里中さんほどの人がどういう意図で委員になっているんでしょうかね…。