昨日のハンバーグの残りで
セント・ルイス風ハンバーガー
【調理者】晴雨堂ミカエル
【食材】昨夜の残りのハンバーグ(鶏と牛と豚のミンチ、比率は鶏2・牛1・豚1 玉葱2個 卵2個 パン粉適量 ナツメグ適量 黒胡椒適当) 水菜
【作り方】昨夜のハンバーグ残りを同様に大蒜とオリーブ油で焼き、焼き色をつけたトーストにのせ、上から水菜とガーリックフライをのせる。仕上げはケチャップとマヨネーズ。
昨夜のハンバーグは1cm以上の厚さにしたが、今日のはパンにのせることを考慮して半分くらいに薄く伸ばした。
【雑感】少し古風な
ハンバーガーにしてみた。本来はレタスをのせるべきだが、きらしていたので水菜で代用する。
1904年のセント・ルイスで開かれた万博で、殺到する客に料理を手早く提供するためにハンバーグをパンに挟んでサンドイッチにした。これを「
ハンバーガー」と称したらしい。もちろん、
ハンバーガー誕生には他にも説があるようだが。少なくともアメリカで生まれたことは間違いない。
チンギス・ハーンのモンゴル騎兵が食べた野戦食がロシアで香草入りの「タルタルステーキ」になり、ドイツに伝わってソーセージのように焼いて食べる料理に変化、ドイツ移民とともにアメリカへ伝わり、現在のハンバーグ・ステーキが完成された。それが1860年代の南北戦争時代らしい。つまり「若草物語」の食卓にひょっとしたら
ハンバーグステーキがあったかもしれないのだ。
そういった事に想いを馳せながら食すと、またハンバーガーの香ばしさはひとしおである。
晴雨堂お薦めビール ハンバーガーはアメリカ生まれの料理だが、ハンバーグの部分はドイツから伝わってきたものだ。また、アメリカのビールは今でこそヨーロッパ型とは似ても似つかぬ薄味清涼飲料水感覚だが、多くはドイツ型ビールが元となっている。20世紀初頭のアメリカのビールも、たぶん今よりは濃いビールだったと思う。
ベックスはドイツで最も世界で愛飲されている有名ブランドである。ブレーメンのビールで、ドイツ海軍に親しまれてきた。映画「Uボート」で、死地を乗り越えた祝いに乗組員1人1本ずつビールを振舞う場面があるが、そこにもハッキリと
ベックスのラベルが確認できる。
ハンバーガーに
ベックスはよくあう。
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