FC2ブログ

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「ジェイソンX 13日の金曜日」 おバカになって愉快になろう〔21〕  

ジェイソンX 13日の金曜日」 
ジェイソンのSFスプラッタ・コメディ。




【原題】JASON X
【公開年】2001年  【制作国】亜米利加  【時間】93分  
【監督】ジェームズ・アイザック
【制作総指揮】ショーン・S・カニンガム
【原作】
【音楽】ハリー・マンフレディーニ
【脚本】トッド・ファーマー
【言語】イングランド語
【出演】ケイン・ホッダー(ジェイソン)  レクサ・ドイグ(ローワン)  リサ・ライダー(KAY-EM 14)  チャック・キャンベル(ツナロン)  ジョナサン・ポッツ(ロウ教授)  ピーター・メンサー(ブロッドスキー軍曹)  メリッサ・エイド(ジャネッサ)  トッド・ファーマー(-)  メロディ・ジョンソン(-)  ダーウィン・ジョーダン(-)  デヴィッド・クローネンバーグ(ウィマー博士)  ダヴ・ティフェンバック(-)  クリスティ・アンガス(-)      
    
【成分】笑える パニック 不気味 勇敢 セクシー スプラッタ コミカル 2055年~2455年 SF 
         
【特徴】「13日の金曜日」シリーズ10作目。舞台は近未来から「スタートレック」なみの未来へ、ついにジェイソンは宇宙で大暴れする。
 ヒロインにはカナダのスタートレックと呼ばれているSF連続TVドラマ「アンドロメダ」でレギュラー出演している黒髪の美女レクサ・ドイグ氏が担当。
  
【効能】もはやホラーでないので、ジェイソンのぶっ飛びぶりを笑うべし。
 
【副作用】ホラーが嫌いな人にはおぞましい場面の連続。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。  
驚きのおバカ展開。
 
 最初に言っておこう。あまりにバカバカしくて、なかなか面白い。これはもはやホラーではない。コメディだ。恐怖よりも俳優の怪演に笑ってしまう。最後までホラーには見えなかった。

 「13日の金曜日」のパロディか、「主人公」であるジェイソンのサイドストーリーと見なしてもよい内容なのだが、一応シリーズ10作目であり「10」を表すローマ数字の「X」がついている。また2作目からこの10作目に至るまで、前作の後日談として物語が展開しているので、この「X」もパロディではなく一応はジェイソンの「正史」となる。

 いたいけな少年だったジェイソンが殺人鬼として登場するのは2作目からである。この恐怖キャラが登場しなかったら、いくら「13日の金曜日」が秀作人気ホラーでも続編はせいぜい3作目どまりだったろう。
 私自身の感覚では、作品として佳作といえるのは1作目だけである。以降は焼き直し・マイナーチェンジの繰り返しである。ホッケーマスクがトレードマークとして定着した3・4作目あたりからはジェイソンを弄って遊ぶことで作品としてのモチベーションを維持してきたといえよう。

 最初のジェイソンは精神的な障害を抱えているものの普通の人間だった。殺人の動機もむやみやたらに殺すというよりは、実母を殺された仇、人間社会への復讐といったテーマがあった。それが回を重ねるごとに生きている人間の姿が目に留まれば見境なく反射的に殺す野獣になった。
 容姿も劇的に変化していく。ホッケーマスクの陰に隠れて目立っていないが、顔面に鉈を受け致命傷をつくったのを始めに、腐敗してゾンビになったり、一斉射撃で肉片にされてもパラサイトになって他人にとり憑いたり、なんど殺されてもそのまま生き返るため人間らしさは崩れまくり、もはや体をなしていない。
 ジェイソンに立ち向かう人々も大袈裟になっていく。普通の今どきの若者だったのが、超能力者・軍隊・科学者、そして23世紀のアンドロイド。

 本作は「13日の金曜日」が辿り着いた進化形である。第1作目の低予算ホラーを観たとき、後に宇宙船が登場する特撮映画になろうとは誰が予想しただろうか? 人を殺すしか能の無いジェイソンが、巨大な宇宙ステーションを破壊するなんて想定しただろうか?
 未来の人々が凍結したジェイソンを回収してしまう。登場人物たちは如何にもジェイソンの血祭りにあげられそうなキュートなスレンダー美女に間抜けな男たち。彼ら彼女たちは期待通りのシチュエーションで殺されていく。
 さすがにターミネーターばりの黒いレザースーツを着た女型アンドロイドには歯が立たなかったが、安心したのもつかの間、ジェイソンの身体を速やかに処分すればいいのに安置したものだから蘇生装置が勝手にジェイソンをパワーアップさせて生き返らす。ホッケーマスクのデザインまで一新されたニュー・ジェイソンの誕生だ。もはやどんな武器も通じない。(余談1)

 この続編はどうなるだろうと楽しみにしていたのだが、2009年公開の新作は原点回帰のようだ。初期作品のリメイクといった感じだろう。

(余談1)ヒロインのレクサ・ドイグ氏はアジア系ぽい美女、カナダのスタートレックと呼ばれている「アンドロメダ」でレギュラー出演している。

 原点回帰するなら、「X」の後日談は是非「女ジェイソン」を登場させてほしいものだ。ホッケーマスクを被った黒いレザーのビキニ姿の女性が鉈や斧を振り回す。悪趣味だがウケると思う。


 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆ 可
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆☆ 名作



 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
124位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
64位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク